内容説明
下校中何者かに拉致された中学生の外狩霞。誘拐犯は霞に、いとこの穂継が外狩家の屋敷・雷龍楼で殺人事件に巻き込まれたと告げる。最愛のいとこを救うため、監禁状態の霞は遠く離れた孤島の密室殺人の推理を始める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
麦ちゃんの下僕
160
舞台は、富山湾に浮かぶ孤島・油夜島。2年前に4人が変死した外狩家の旧宅「雷龍楼」に再び一族が集まった夜、新たな惨劇が!?…そして東京では、誘拐された中学生の外狩霞が雷龍楼の事件の謎を解くことに!?/開始わずか20ページ目で「読者への挑戦」が挿入され、しかも被害者と犯人の名前が明かされる(!!)という話題作。なるほど…“あのパターン”への新たな挑戦として僕は評価しますが、僕も含め真相を見破ったり結末を予想できた読者が割といるのも納得(笑) そして殺した方も殺された方も皆“自業自得”なので、読後感が…(苦笑)2024/09/23
ちょろこ
121
なるほどね、の一冊。油夜島に佇む外狩家のお屋敷「雷龍楼」での過去の事件と現在進行形の惨劇の共通キーポイントは密室。東京と油夜島、お互いに極限状態に置かれたいとこ同士が密室の謎解きをしていくミステリ。表紙も設定も好み。見取り図有り、挑戦状有り、しかもバッチリ犯人提示に期待値はうなぎのぼり。読み進めていくほどに遠くの雷鳴が次第に近づいてくる感覚。もしや…という自分の中での落雷予報からのバッチリ想定地点にズドンと落雷。なるほどね、こういう見せ方も有りかと腑に落ちる。よくもここまで思い切ってやったもんだ。チーン。2024/09/26
えにくす
103
冒頭で作者が犯人と被害者を明かすという、珍しい手法だ。穂積は富山湾の油夜島で行われる外狩家の法要に、誘拐された従兄弟の霞を救うべく参加する。2年前に不審な事故で、4人が亡くなっていた。そこで起こる連続殺人事件。誘拐と両方の現場で事件が進行する。余りの凄惨な事件に、ひょっとして?と疑念が浮かぶ。そしてある人物の行動を見て、真相が分かった!ミステリーファンなら終盤に、犯人に気付くだろう。結末は衝撃的だった。読み易くて内容も動機も納得の物語だが、真相を難しくすると色々と無理が出て来るので、これで良いと思う。★42024/08/04
あっちゃん
79
孤島での殺人そのうえ家系図に見取り図コレだけでドキドキ(笑)途中挟まれる謎の会話や違和感有り有りの誘拐事件に何となくオチが想像出来るけど、まぁソレはソレ( ̄ー ̄)2025/02/22
雪紫
75
立ち読みにて読了。読者への挑戦はまさかの被害者全員かつ犯人までバラし!さて、これでどうなると思うも、色々可能性考えて、消去した結果やっぱそっちに来たかー感満載(読者への挑戦の犯人が明かされたらわりとポカーンだった)。だが最後は壮絶で、ある意味当然の結末。その「完全なる密室」がアリなら密室卿は普通に受け入れられるのでは・・・?2024/08/30
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