内容説明
バックパッカースタイルでアジアを自由に旅する著者が、老境にさしかかって楽しみを見いだしたのが、ゆっくり気ままに自分のペースで行く「古道歩き」。歴史的なテーマを持って国内外の有名無名さまざまな古道を歩き、いにしえの人々に思索をめぐらせ、感慨に耽る。そこには年齢を重ねた今だからこそ見えてくるものがある。登場する古道:熊野古道、沖縄古道、朝鮮通信使の道、馬胎古道(台湾)、アンコール古道(カンボジア)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshi
23
熊野古道を歩いてみたいと思っているので参考書として購入。下川裕治さんは初読み。大学では山岳部で、バックパッカーとして世界を巡り著書も多いとのことなのだが、69歳と言う年齢には勝てないのか、かなりヘタレなウォーキングの記録である。著者には恐縮だが、あまり参考にならなかった。いや、あるいは自分も69歳になればこんなものか?2025/08/21
コピスス
9
熊野古道、沖縄、韓国、台湾、カンボジアの古道を歩く「古道歩き」。著者はバックパッカースタイルで主にアジアを歩き回り、旅本も多く出版している。ハードな旅をたくさん書き記している下川氏に、20年以上前から私はすごく憧れていて著書もたくさん持っている。今回も相変わらずの旅スタイルではあるが、膝が痛むとか体力がないとか書かれていて、さすがに下川氏も70歳近いし…と感慨深い気持でこの本を読んだ。2024/09/19
高木正雄
4
タイトルにあるように海外では韓国、台湾、カンボジアを歩いているが、カンボジアは古道かどうかは微妙?下川さんらしく愚痴が多いが、馬胎古道で吊り橋を嫌がるのを見るとかわいそうになる。ヒマラヤの吊り橋をわたる下川さんはYouTubeで見れる。朝鮮人街道はもうちょっと頑張って欲しかった(笑)2025/09/21
dungeonn
3
★3.7 69歳になる筆者が、和歌山県の熊野古道をはじめ、沖縄、韓国、台湾、Bangkokなどの古道を走破されています。 海外にはあまり興味なかったので、国内の熊野古道のみ読了。紀伊田辺からバスで滝尻まで、そこから2日がかりで熊野本宮大社まで36キロを歩かれています。これ読んでヘタレな私は発心門王子から熊野本宮大社までの8キロ 3時間歩くだけでいいやと思ってしまいましたwいつか行ってみたい!!2024/11/04
Takahide✈Yokohama
1
「あとがき」にある通り古道の『つまみ食い』。中辺路は滝尻から本宮までのみ且つ大変な所は歩いてないが69歳だと仕方ない?ちなみに滝尻→本宮は田辺発のバスが遅いので一日で歩き通すのはかなり難しいが、本宮→滝尻なら一日で歩いて田辺行きのバスに間に合います。あと「う回路の方が傾斜がきつい」とあるが、本来の道にある岩神王子は中辺路最大の難所と言われた所なのでこちらの方がきついはず。また田辺から滝尻は平坦で舗装路の多い稲葉根王子経由だけでなく、500mほど登る潮見峠経由の古道もあります(P6の地図にも出てる)。2025/06/30




