内容説明
独断的な父の意向で強力な火の使い手である副将軍ヒューゴと政略結婚することになっている公爵家の一人娘ユーフェミア。彼に思いを寄せていたユーフェミアだったが、ヒューゴが別の令嬢と抱き合っているところを目撃。彼の幸せのため身を引く決意をし、神殿の庇護のもと家を出て東の公爵領へ向かう。彼女の失踪を知ったヒューゴは後を追うが、東と西の公爵が次々と彼の前に立ちはだかって!?
※こちらの作品は通常版とサイン版がございます。本編の内容は同一ですので重複購入にご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
27
公爵家の一人娘であるユーフェミアはオトナシクテ自分に自信が無い。いとし子のフィリスはエリス様の薫陶よく普通の娘でいられる。同じ人物が傍にいる人によって変わる。ヒーローも同じく惚れた娘には無表情しかとれない。こじれこじれで話は進みますが、ハッピーエンドで終わるのだから良しと!(^^)!2025/01/31
あさひ.a
20
KU。婚約披露間近の令嬢ヒロインは、政略の婚約者を憎からず思っていたが、ある出来事をきっかけに、全てを捨て身を引く決意をし…な話。芯がしっかりした素敵ヒロインと不憫可愛いヒーローの取り合わせ。両片思いのすれ違いもので、大変面白かった。相当ジレジレしてるけど、この二人はもう必然で拗れたんだなーと納得できるし、そのおかげで人生最良の選択できたって感じ。令嬢としては自己評価低いヒロインだけど、もう一つのお役目ではちゃんとプライドを持って仕事を全うしてて格好いい。ヒーローの縋るような愛と献身もときめいた。→2025/01/15
さっきぃ
9
ヒロインがけっこう淡々としていて、母親の呪縛があったとはいえヒューゴの気持ちを1ミリも本気に捉えず(確かに無表情で愛を囁かれてもって感じだけど)2人のモダモダというかすれ違いがちょっと飽き飽きしてしまった。公爵令嬢のときといとし子として活躍しているヒロインがあまりにもかけ離れすぎていて、ちょっと同一人物っぽくないし、イマイチだったな。絵はきれいだし、ヒーローヒューゴもとても好きだった。やっぱヒロインなんだよなー話を夢中にさせる肝心のとこは、と思った。2025/01/22
イカまりこ
7
KindleUnlimited 公爵令嬢の政略結婚相手では伯爵家の次男。しかも婚約者がいる人。お相手に手切れ金を出し奪う形に。権力者が思うままにやってるのか?と思いきや、ヒロインは自己肯定感が低くハイスペックなヒーローの恋の邪魔になると、こっそり身を引くことを決意。でもね、自己肯定感低いのは母親のせいだった。ネグレクトみたいなものかな。不憫ではあった。だけど実家を出てからめちゃモテるw カマトトか?って読んでて不満出たよw 浮気の噂で盛り上がる女神官たちは不快だったな。後日談全体が私的に蛇足と感じた。2025/01/25