集英社オレンジ文庫<br> おひれさま ~人魚の島の瑠璃の婚礼~

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集英社オレンジ文庫
おひれさま ~人魚の島の瑠璃の婚礼~

  • 著者名:高山ちあき【著】/束原さき【イラスト】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 集英社(2024/07発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784086805698

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内容説明

京都の美大に通う柚希は、同級生・さつきの葬儀に出席するため、高知県沖にある故郷の離島・天沼島へ帰省した。島には『当たり年に選ばれた一組の男女が婚礼を行って島守になる』という因習があり、柚希は花嫁に選ばれていた。だが、柚希が想うのは花婿の翔馬ではなく、かつて自分を助けてくれた明人。実はここには人魚が棲み、ひそかに人魚漁が行われていた。そのため島民は、人魚の別称『おひれさま』の名を持つ地主神を強く信仰している。昨今は漁獲量が減り、『おひれさま』の祟りに怯える島民に婚礼を急かされながらも、二人は因縁に抗うように惹かれ合っていく。そんな中、さつきの死を巡る謎が浮かび上がり…。

目次

第一章 島守の娘
第二章 祟りの予兆
第三章 瑠璃の婚礼
第四章 島守夫婦の真相
第五章 祭祀の夜
終章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
同級生さつきの葬儀に出席するため、故郷の離島へ帰省した京都の美大生・柚希。人魚の別称『おひれさま』を強く信仰する島で、さつきの死を巡る謎が浮かび上がるミステリ。一組の男女が婚礼を行い島守になる島の因習に選ばれた柚希が惹かれているのは、花婿役の翔馬ではなくかつて自分を助けてくれた明人で、祟りに怯える島民に婚礼を急かされながら、因縁に抗うように惹かれ合う二人。因習にこだわる年長者たちに対峙する若者たちという構図から、明らかになっていく島の秘密があって、何とも皮肉な真相を乗り越えてみせたその結末が印象的でした。2024/07/19

栗山いなり

8
美大生の柚希が友人の葬儀のために故郷に戻ってくる事から始まる物語。思った通りのホラー小説だった。地方の村の閉鎖的な空気がおかしな風習とも相まって妙にグサッとくる作品2024/08/25

さなだ

1
図書館2024/09/08

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