内容説明
今やプロ野球の現場では、あらゆることがデータで分析されている。選手の評価軸も変わり、打率や打点、投手の勝利数といった従来型の指標は、MLBではもはや重視されていない。野球は、従来とは違うスポーツに進化したのだ。こうした「データ・ボール革命」の担い手となったのがアナリストたちだ。プロ野球の現場の隅々にまで入り込んだ彼らによって、野球はどう変わってきたのか。その深層をレポートする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
23
トラックマン・ラプソード・ホークアイなどの機器の開発によって投球や打撃の数値化やデータ解析が可能になり、それを有効に活用した選手や球団が力を発揮するようになっている。かつては経験や感覚に頼っていた指導法も、データ化・数値化によって科学的なものに変容してきている。ダルビッシュのように、野球経験のないアナリストの助言にも耳を傾け、自らのパフォーマンスを高めようとする選手も増加。またメジャーリーグではOPSやWHIPよりも偶然性を排したRCやWARといった指標が重要視されるようになっている。2024/11/12
緋莢
16
図書館本。「どの項目というよりも全般的に見て、自分の感覚と(トラックマンのデータが)合っているかどうかを確認している」野球は、積極的に追っていないので、データ分析がここまで重要になっているというのは知りませんでした。大谷翔平とダルビッシュ有は、2023年のWBCの際、弾道測定器「トラックマン」を1球1球確認していた。それは、自分の中の〝投げたい球”と実際に投げた球が、自分の思っている通りに なっているかデータで確認しているというのがあり、驚きました(続く2025/01/07
フク
12
野球におけるデジタル技術活用の事例集。 図書館2024/12/03
マッちゃま
11
昨年からチビチビと読んでいた本。やっと入院中に読み終えました(笑)昨今プロ野球にもアナリストの活躍(活動)が世間にも伝わってくるようになりました。打率より出塁率…僕はイマイチ ピンと来ませんでしたが、OPSを理解すれば強打者を数値化で見やすくなるとか言われたら納得でした。トラックマンやホークアイの導入と言われても「すげぇ!」と思っても、どう活用しているのかは理解には及ばず。今、どんな事が現場で起きているのか?どんな事が起こっていたのか?を知るキッカケになりました。知れば知る程に面白い野球の世界の一部です。2025/03/13
むた
11
自分の仕事に活かせるものがないかと真剣に読んだので疲れました。2024/11/29
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