内容説明
数キログラムの超小型衛星や日本人宇宙飛行士が月面に降り立つ予定のアルテミス計画など、目覚ましいスピードで進んでいる宇宙開発。そこに異業種から飛び込んだ著者が、宇宙の成り立ちからロケットの仕組み、惑星探査の最前線まで、宇宙について知っておくべき基本をわかりやすく綴る「挫折しない宇宙の入門書」。宇宙の面白さがぎゅっと詰まった一冊です。山崎直子氏(宇宙飛行士)、小野雅裕氏(宇宙探査エンジニア)推薦!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
195
宇宙教育が面白い。探査機の遠回り軌道(トラジェクトリー·デザイン)、衛星の様々な役割、ロケットの進化(ドッグレッグターンと呼ばれる軌道修正技術など)、宇宙の誕生、地球外生命の存在、惑星探査の最前線、宇宙環境の保護、宇宙視点を持つことによる世界観の変化など。地球は宇宙にある。だから、人類は広く豊な宇宙の中で生きているという意識改革ができます。2024/08/23
trazom
99
宇宙に関しては、佐藤勝彦先生、村山斉先生、須藤靖先生、野村泰紀先生などの物理学者による名著の数々を、血湧き肉躍る思いをして読んだものだが、本書の著者は、歴史学の博士号を持ちJAXA宇宙教育センター長に就任された人物。専門家とは違った立場から「面白さ」を語ってもらえるのではないかと期待して手に取ったが、公知の情報を整理しただけで、どうも「面白さ」が伝わってこない。「面白さ」とは、知識を得ることにあるのではなくて、知った上で「へぇ~」「なるほど!」と腑に落ちる瞬間に起きるものだが、そういう感動は味わえない。2024/09/11
うー
4
ハーバードで人を教えてたという経歴の持ち主。JAXAの教育センター長なんだそうで。 月着陸とか人工衛星、ロケットの進化、惑星探査などなど、宇宙の話題について幅広く紹介している。 が、文章はあんまり面白くはない。国際ルールとか、惑星保護とか言ってるけど、 宇宙も早い者勝ちなんじゃないかって気はしますね。どこかの国が資源見つけて採掘始めたら止められますかね?2025/01/30
5〇5
4
地球を宇宙レベルで俯瞰する「宇宙視点」が、今まさに国際社会に求められていると感じました。(鈴音書店 千曲店 江藤杏子さん)2024/12/11
米菓
2
図解がわかりやすい。 面白かった。2025/03/06