角川文庫<br> インドラネット

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角川文庫
インドラネット

  • 著者名:桐野夏生【著者】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • KADOKAWA(2024/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041143209

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内容説明

美貌とカリスマを備えた友人・空知の行方を追い、東南アジアの混沌に飛び込んだ晃。だが待ち受けていたのは、空知とその姉妹の凄絶な過去だった……。数多の賞を受賞した著者が到達した「現代の黙示録」!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみのすけ

31
非正規雇用の冴えない契約社員。会社では女性を軽視した発言で女子全員に総スカンをくらい、退職を決めた。毎日を無為に過ごしていた彼の元に高校時代容姿の端麗さで皆の羨望を集めていた友人空知の父親が亡くなったと連絡が来る。葬儀に参列したことで、音信不通の空知を探すべくカンボジアへの壮大な物語が始まる。空知と彼の姉妹を探す物語は次々に思いもよらない展開が進み、ハラハラドキドキ。彼らに何が起こったのか。特殊詐欺に、カンボジアの歴史、様々な出来事が物語に絡み、怒涛の展開でおもしろかった。最後は呆然。2025/02/09

楽駿@新潮部

28
品川図書館本。最近、嵌っている桐野氏。ストーリー展開が上手すぎて、知らず、すらすら読めちゃう。私が知っているようで知らなかった国の現状も、綺麗に説明されていて回収。思った事を思ったように語れない国の現状は、きっと、どこもここと同じなのかもしれない。バックパッカーの現状というものも、実はこんなものなのかもしれない。人は自分の為に生きているのか、それとも、自分に期待している人の為に生きているのか、迷う。自分の為に生きていく事が、なんて贅沢で、難しい事なのか。どう自分が行きたいのか、改めて迷った。2024/10/13

ミクロかめ

12
不思議な終わり方。冒険譚っぽい気分で読んでたら終わり四分の一くらいから不穏な感じで最後の数ページにびっくりさせられた!どう考えればいいんだろう…2025/07/15

Eddie

12
全く先の読めないストーリーだったが、なんかいい感じのエンディングになりそうと思ったら、そんなんアリ??という結末。懸命に探した友とそんな風になるか?!と、個人的にな納得しかねるラストでした。 でもガッツリはまるストーリーは秀逸!2025/05/14

こばゆみ

12
ダメダメ主人公の晃が、人生で一番の親友だった空知を探しにカンボジア(及び東南アジア)へ行き、よく分からない事件に巻き込まれていくお話。いやー引き込まれた、面白かった!呆気ない結末は『猿の見る夢』に雰囲気が近いように感じて、賛否は分かれるだろうけど、個人的にはやはりこの感じ好きだなーと思った(^^)2024/08/19

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