角川文庫<br> 夜が明るいのは月が満ちるせい

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角川文庫
夜が明るいのは月が満ちるせい

  • 著者名:藍夕【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2024/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041148631

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内容説明

家にも学校にも居場所がないと感じる望。そんな彼女が夜の川辺で出会ったのは、ひとなつっこくてよく笑う、同じ歳の少年・朔だった。彼と話すうち、初めて望は自分の居場所を見つけた気持ちになる。しかし朔にはある秘密があった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティパリン

2
「苦しい程に、切ない恋部門 奨励賞」かあ、なるほど。2024/12/07

佐藤 ダリオ

1
消えたくなる。そんな風に自分も思ったことあるよ。 仕事やプライベートでうまくいかない時、 どうしたらいいわからない時、 何気ない瞬間で、ふと自分の将来について考えた時。 誰しもが思ったことがあると思う。 消えるな!!って言うのは簡単。 寄り添って、少しでも自分に出会ってよかった!って思ってもらって、明日も生きよう、頑張ろう!って思ってもらえる自分でいたい。 気持ちがグッと動かされるこの作品に出会えてよかった。ありがとう。 2025/08/17

よあけ

1
月明かりだけが照らす夜をそのまま切り取った文章。 翳りがあるのに透明感があり、この作家さんの紡ぐ文章がとても好き。一文一文胸をぎゅっと締め付けられる美しさ。 一人でいるより息がしやすい、ただ並んで同じ景色を見るふたり。切ない結末に何度も涙しましたが、読後感はさわやか。 2025/04/07

まめむぎ

1
学校の友達関係で悩む高校生望。女友だちのグループでいつも言いたいことも言えずに浮いてしまう。また、父と死別後2人で生きてきた母に恋人と会ってほしいと言われ、断れずもやもやする。もう消えてしまいたいと深夜家から抜け出して向かった河川敷で、不思議な少年、朔と出会う。でも、朔には秘密があって…。恋愛ファンタジーになるのかな?繊細な望と前向きで元気な朔とのやりとりが微笑ましく、最後まで結末が気になって読んでしまった。きれいに回収されましたが、個人的に朔のドナーの登場はなくてもよかったかなと思いました。2025/01/09

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