内容説明
アジア・太平洋戦争終盤、徴集猶予の対象だった多くの学生・生徒が戦場へと送られた。在学・修業年限短縮をはじめとする「特権」縮小や、先駆けとなった一九四三年夏の大量動員、徴集延期停止、絶望的な戦局における特攻志願など、彼らの記録や各大学で進む実態調査を生かしつつ「学徒出陣」の真実に迫る。遺稿集が語り継ぐ戦後にも説き及ぶ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
学徒出陣についてよくわかります。学徒出陣の事態になったのは、国家の指導者の見積もりが甘かったせいなのに軍隊において士官学校や兵学校出身者と差別されたことにやるせなさを感じます。2024/12/28
あらい/にったのひと
1
学徒出陣の定義から始まり、召集が始まる前、始まってから、そして戦後に至るまでをまとめてあるよい本。個人の記録から追う部分も多いので、かなりミクロな話と学生を戦争に送り込むマクロな話が並行して語られるけど、ちゃんとまとまっていて分かりやすい。学徒自体がエリートコースなので、個人記録もなんというかちゃんと書かれている印象があり、ここまでの教育を受けていない当時の人々はどんなんだったのか…というのも少し思ったりした。しかしひとが死ぬ話はため息が出てしまいますね。ひとが死ぬ話に慣れてはいけない。2024/11/01
onepei
1
気の毒だったとおもう2024/09/08
Go Extreme
1
学徒出陣とは 兵役と学徒ー制度的前提: 在学徴集延期制度 陸海軍の対学徒策 縮小する特権ー日中戦争期の学徒: 学生狩りとインテリ兵士 1939年の兵役法改正 在学・修業年限短縮 学徒出陣の先駆けー1943年夏の大量動員: 大量動員の背景 始まった大量動員 一斉入隊する学徒ー徴集延期停止: 発表された徴集延期停止 入隊までの二カ月 絶望的な戦局のなかでー戦争末期の学徒出陣: 特攻と学徒兵 運命の受容ー学徒兵の残した記録 どのように伝えられてきたのかー学徒出陣の戦後: 遺稿の刊行 今、改めて学徒出陣を考える2024/08/25