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内容説明
本書は「政治的中立性」という曖昧な概念によって人々の言論活動を制限することの危険性を説くものである.公務員や放送への要求であるこの言葉は,いつしか独り歩きし,自由であるはずの私たちの言論空間が委縮して久しい.「何となく,これを言ったらまずいのではないか」という空気は,この国のそこら中に漂っている.
目次
まえがき――「政治的中立性」を問う
第一章 表現の自由はなぜ重要か
1 表現の自由とは何か
2 表現の自由の価値・機能
3 表現の自由は「優越的地位」を有する
4 間接的な制約も表現の自由の侵害
5 表現活動への「援助」
第二章 公務員と政治的行為
1 占領軍が生んだ国家公務員の政治的行為禁止
2 休日の選挙ポスター配布の禁止
3 管理職はアウト,ヒラはセーフ?
4 地方公務員も政治的行為を禁止されている
5 政治活動や思想の調査
6 裁判官の「積極的な政治運動」
7 裁判官は聖人君子であるべきか?
第三章 表現活動への「援助」
1 パブリック・フォーラムの利用拒否
2 パネル展はパブリック・フォーラムか?
3 公民館だよりへの「九条俳句」掲載の拒否
4 市庁舎前広場での集会開催の拒否
5 県立公園からの追悼碑の排除
第四章 放送の自由と公平性
1 放送は政治的に公平であるべきか?
2 放送に公平性を要求することの問題性
3 最高裁にとっての放送の自由
4 海外における放送内容の公平の要求
5 政権交代を意図した選挙報道?
6 政府による放送の監督
7 放送の公平性の確保とは?
終章 「政治的中立性」と民主主義
参考資料
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
venturingbeyond
zoe
msykst
ドラマチックガス
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