岩波現代文庫<br> フェミニズム

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岩波現代文庫
フェミニズム

  • 著者名:竹村和子
  • 価格 ¥1,309(本体¥1,190)
  • 岩波書店(2024/07発売)
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  • ISBN:9784006004781

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内容説明

フェミニズムとは,女の解放を意図しながら,「女」と位置付けられている者以外にフェミニズムを開いていくこと──最良の入門書であるとともに,男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は,性差の虚構性を暴き,この身体から未来を展望する可能性を示す.齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化.(解説=岡野八代)

目次

はじめに――いまフェミニズムを書くことについて
Ⅰ どこから来て,そしてどこまで来たのか
前=啓蒙主義の時代
錯綜性と矛盾の胚胎
初期の女性運動――セネカ・フォールズ大会の場合
第一波フェミニズムと「ドメスティック・イデオロギー」
第二波フェミニズムとマルクス主義
ジェンダー
ラディカル性と連帯意識
本質主義
精神分析に対する両面的なアプローチ
セクシュアリティ
Ⅱ どこへ行くのか
第1章 身体
1 身体的性差という虚構
2 〈女のエクリチュール/身体〉のアポーリア
3 形態論をめぐるフェミニズムの可能性
第2章 慣習
1 ジェンダー化され,ジェンダー化するハビトゥス
2 ホモソーシャルな公的領域
3 ポスト・ファミリーに向けて
第3章 グローバル化
1 境界によって分断される女
2 他者性の呪縛
3 グローバル化とフェミニズム
Ⅲ 基本文献案内
あとがき
対談 親密圏と公共圏の〈あいだ〉――孤独と正義をめぐって……………齋藤純一・竹村和子
解説 未来からもたらされた,フェミニズム……………岡野八代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

venturingbeyond

33
本文は再読(思考のフロンティアは、全巻実家の書棚に並んでます)ですが、ほぼ四半世紀前の刊行になるんですね。竹村・齋藤対談も『思想』の当該号で読んだ記憶はあるのですが、本書で読み返してようやく大筋を思い出した次第。本書は、文庫化に当たっての編集の妙が、読む価値を高めています。フェミニズムの内包するインターセクショナリティやポリフォニー性を、首尾一貫性の欠如や矛盾としてではなく、言説の権力性やその理論的射程の限界に対する批判的視点の内包、論争に開かれた姿勢としてその価値を説く竹村先生の主張に納得の一冊。2024/08/06

ゆう

12
I部はまだしもII部は難解で、ひと段落を2回ずつ読んでわかった気になっているが、理解するには何度も再読しなければいけない本だろう。まずは著者の著作から他の参考文献へ読み進めて理解を深めたい。願わくば、誰もが差別されず尊重されるよう、会社での賃労働のみを評価して家庭内労働を当然とすることのないように、みんな違ってみんないいユートピアが実現しますように。2024/09/22

gorgeanalogue

11
秋から多用にて読書ひどく停滞。犀利で丁寧な論からは、権利主張にとどまらないフェミニズムの思想史的な、理論的な可能性を感じることができる。なにしろそれは社会的にも存在論的にも最大の「差異」なのだ。その一方で身体は「別の形態に変わりうるものとなる」(「身体」)のだから、たとえば個人的な関心で言えば、ファルス論は文字論にも転用できると思う。この転用可能性が本書の強度をなにより証明している。2026/01/18

かめすけ

5
待望の思考のフロンティア文庫化₍ほかのシリーズも文庫化してほしい)。竹村の著書やバトラーの入門書としても使える。「女の解放」をフェミニズムという枠組みを使いながら行うと同時に、その枠組みをも解体し外へ開くこと。それは性差別の基盤である強制異性愛主義=〔ヘテロ〕セクシズムをも解体することと同義である。セックス₍原因)→ジェンダー₍結果)ではなく、実際はその反対で、ジェンダーという枠組みが存在しているゆえに「男女の外性器(=セックス)の違い」という虚構が繰り返し構築される₍バトラーの行為遂行性)。2024/06/28

ポルターガイスト

4
どんな思想でも現実の解体に努めるなら,最後は自分自身を解体する,登り切ったら梯子は捨てるということになるのではないかと思った。ネット上でよく見かける粗雑な男女論やフェミニズム批判への耐性を鍛えるために読んだ。パリ五輪の開会式の演出とか,どういう文脈のなかで実現されたのかとか,いろいろ考えたかな。2026/02/17

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