内容説明
1964年東京オリンピック前後に建設された、昭和の香りただよう「シブビル」。昔ながらの喫茶店、象が下りた階段、都心にひっそりとある屋上庭園……その魅力と価値を豊富な写真とともに紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rico
55
丸の内の東京三菱UFJ銀行の本社とか、渋谷のみずほのビルとか。80年前後に建てられた立派なビルが解体され高層ビルになるらしい。本書で紹介されている「シブいビル」は、そのもう少し前、60年代のもの。昭和の香りを残しつつも、デザインやつくりに工夫がこらされ、見ていて楽しい。とはいえ、急激に進む開発の荒波の中、既に姿を消したもの、解体が決まっているものなど風前の灯。早く足を運んでおかないと、と思いつつ、今あるものを大切に使っていくより、壊して新しいものをどんどん作る方が「お得」というのは、何だか釈然としない。2025/02/27
しばこ
14
訪れてみたいビルがまた増えた。そして、解体された、される建物について今更ながら知ると、なんとも言えない気持ちになるけれど、仕方のないことなのでしょう。 昔よく行った紀伊國屋が頑張っているのは嬉しい。2024/07/02
nishiyan
14
2016年リトルモア刊「シブいビル高度成長期生まれ・東京レトロビルガイド」を大幅に加筆・再編集して文庫化した本書。2016年から8年も経過していれば再開発で消えたビルもある訳で、そんな本書が刊行された現在でも掲載されたビルのいくつかは再開発で消える運命にあるという。消える前に本書を片手に訪問してみたいものだ。また戦前のビルに比べて顧みられることが少ない高度経済成長期のビルに焦点を当てたことに価値があると思った。東京以外のビルでも同様の企画が持ち上がることに期待したい。2024/06/20
ponnnakano
4
タイトル通りシブいビルだらけだった。昔のちゃんとした建物はその建築に関わる人たちの熱量が今と違うというか、いいものを作るぞ!という気合が隅々まで感じられるのがいい。今は綺麗だけどそれだけって感じのものが多いような気がする。知らないビルも多かったが、自分がとても好きなパレスサイドビルや目黒区総合庁舎が載っているのは嬉しい。しかし、それぞれのページ数も写真も少なく、そもそも文庫本で小さいこともあり、魅力の半分も伝えられてないよ!と残念な気もする。少しでも興味が湧いたら現地に足を運ばなきゃ味わえないなと再認識。2024/08/08
Ta283
0
シブいけど格好いいビル、消えていくのは惜しいビルも2024/11/18
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