内容説明
エブリスタ〈最恐小説コミック原作大賞〉
竹書房賞、エイベックス・ピクチャーズ賞W受賞した怪作!
デスゲーム×孤島の密室ミステリー
〈あらすじ〉
目が覚めるとそこは孤島の廃病院だった。
いまだ朦朧とする意識の中、集められた男女に次々と打たれていく注射。
その中の1本に、生きている人間を、人肉を食べないと死ぬ化け物=屍喰鬼(グール)に変えてしまうウィルスが!
運営の目的すら分からぬまま地獄のゲームに放り込まれる参加者たち。
ゲームの期間は7日間。
1日1回、裁判が開かれ、グールだと思うものを多数決で決めて処刑する。
予想が当たれば参加者の勝ち。
だが、外れれば罪なき者が処刑され、その夜は誰かがグールの餌食となる。
1人、また1人と消えていく参加者たち……。
果たして、グールは誰なのか?
クセモノ揃いの31人。
出口なき廃墟の中で始まる殺戮と推理のデスマッチ!
***
「誰が怪しいと思いますか?」
これは正義の裁判ではない。
生存率をあげる唯一つのチャンスなのだ。
その人が「本当にグールかどうか」は関係ない。
自分以外の誰かから排除していく消去法だ。
信じる信じないよりもむしろ――
誰なら犠牲にしても構わないのか? ※この一文強調
「さあ、生贄の順番を決めよう」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
61
人狼ゲームのグール版。目が覚めるとそこは廃病院。集められた31人の男女(多い!)の中に「グール(屍喰鬼)」が1人混ざっていると言う。彼らが寝ている内に運営に謎の注射をされた1人は時間と共に「グール」化して人を襲って人肉を食べる。食べられたくなければ1日一回開かれる裁判でグールとおぼしき人物を多数決で処刑しなければいけない。ゲーム期間は7日間。無事にグールを見つけ処刑できるのか?人数が多く、人の特定が大変でなぜか前提が変わったりルールも緩めでてんやわんや。テーマの割にライトな読み心地で爽やかなラストに収束。2024/09/12
okk
4
誰がグールかすぐわかったけど、好みの設定でまずまず楽しめた。2025/07/29
KDS
4
孤島の廃病院に集められた31人の男女。まず全員に注射が打たれるが、その中の一人にだけ人肉を喰らう屍喰鬼(グール)に変貌するグールウイルスが入っているという。一週間以内にグールが誰かを見抜いて処刑するか、グールに喰い殺されるか…最恐のデスゲームが幕を開ける!ルールなどはほぼ人狼ゲームと一緒。ただグールは役割ではなく本当に人肉を喰らうことや預言者などの役職もなく、複数人で使用可能な鍵付きの部屋があるなど違う所もある。31人という半端な人数が鍵。ゲームの目的が納得できる理由で秀逸だし、凝った展開で楽しめる一冊。2024/08/26
トト
3
病院のような施設に集められた被験者30人。グールウィルスなる試験薬を打たれた一人は、人体のタンパク質を、1日1回摂取しないと細胞壊死する。1日1回夕食後に裁判を行い、選ばれた人は運営側が処分する、とういう設定。人数が多いのでキャラが分散して読みづらい面もあったが、ライトノベルらしくテンポよく進む。ホラー的な要素は余りなく、シンプルなグール版人狼ゲーム。2024/09/30
ICHI (atomic)
3
初作家 孤島の廃病院に集められた男女。1本の注射には屍食鬼ウィルスが…デスゲーム開催 ラストに思わず、わおッと自然と声が漏れる。読みやすいし面白かった。疑心暗鬼になりながら、誰も信じられない状況。 さ〜て…どこに潜んでいるんでしょう… 振り返れば…2024/09/03
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