創元推理文庫<br> ほんとうの名前は教えない

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創元推理文庫
ほんとうの名前は教えない

  • ISBN:9784488128081

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内容説明

生きるために、他人になりすまして“仕事”をしてきた“わたし”。今回はボスから、エヴィという女の経歴を使い、ルイジアナ州の小さな町に住む男ライアンの裏稼業について調べろと指令を受けた。偶然を装ってライアンと出逢い、同棲にこぎつけ、順調に調査をつづけていたある日、状況が一変。パーティで紹介された女性が、自分そっくりの外見で、自分の本名を名乗り、自分自身が経験した出来事を語ってきたのだ。“わたし”になりすましている彼女は何者なのか? 目的は? 〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラー第1位の大型サスペンス!/解説=若林踏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

90
原題: First Lies Wins. 2024年刊行されベストセラーになったスリラー小説だけあって、読後感は爽やか。主人公のわたしが語り手だが、今までミスター・スミスの指示でさまざまな偽名を使い、嘘をついて仕事をしてきた。エヴィ・ポーターという偽名でライアンの身辺調査をしていると、わたしの本名で送り込まれてきた調査員が接触して来た。ライアンとの関係が深まるにつれて、ボスへの不信感がつのり、信頼できる相棒のデヴォンと共に必死に頭を働かせるわたしの喜怒哀楽に、途中からワクワクするようなミステリーでした。2025/04/19

yukaring

70
生きるために他人になりすまし仕事をこなす“わたし”。今回の任務は小さな田舎町で事業を営む男性ライアンを探ること。“わたし”は何者で彼を探る目的は?少しずつ明かされていく謎にすっかり引き込まれるサスペンス。エヴィという女性の経歴を使った“わたし”は首尾良くライアンに近づき同棲まで漕ぎ着ける。しかし彼の裏稼業を探るうちに次々と起こる不穏な出来事。そして現れる“わたし”になりすました謎の女性。雇い主が仕組んだ罠に落ちていく“わたし”はこの苦境から抜け出すことができるのか?先が全く読めないスリリングな物語だった。2024/10/24

stobe1904

48
【先が読めないスリラー】ボスの裏稼業の命令を実行するため他人になりすます”わたし”。今回はエヴィーという名でターゲットの男性ライアンに近づくが…。最後まで着地が読めず、二転三転、だましだまされの連続に読む手が止まらない。張り巡らせた数々の伏線とクロージングに向けた収束もあざやか。エンディングが続編への予兆なのか、興味がつきない。★★★★★2025/02/26

星落秋風五丈原

46
生きるために、他人になりすまして“仕事”をしてきた“わたし”。今回はボスから、エヴィという女の経歴を使い、ルイジアナ州の小さな町に住む男ライアンの裏稼業について調べろと指令を受けた。偶然を装ってライアンと出逢い、同棲にこぎつけ、順調に調査をつづけていたある日、状況が一変。パーティで紹介された女性が、自分そっくりの外見で、自分の本名を名乗り、自分自身が経験した出来事を語ってきたのだ。“わたし”になりすましている彼女は何者なのか? 目的は? “わたし”の過去と現在が交錯して描かれる。2024/11/16

Apple

45
洋画のように、スリリングな展開でテンポ良く進んでいくストーリーでした。中盤から後半にかけて、宿敵に逆襲すべく、ある策略が展開されていることがわかり、ラストではカタルシスが感じられました。主人公エヴィ•ポーターの他人を欺き、誰かになりすます技術はすごいと思うのですが、物語を通して感じたのは彼女の相棒デヴォンがいかに万能かという点で、どんなミッションも彼のサポートで大体解決してしまいます。ご都合主義と言ってはそれまでですが、これくらい小難しくないのがいいのかもしれないと思いました。2025/02/28

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