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内容説明
子どもたちが「缶蹴り」で遊んでいます。缶を蹴るためにとてもすごい案を思いつきました。隠れている子たちが数秒間隔で出て行って、オニの子が「ポコペン」まで言う時間を与えないのです。それを続けているので、オニの子はずっとオニをやることになってしまいました。一人それを見て「オニばかりじゃつまらないよな。皆んなで楽しく遊ぶためにオニを代わってあげよう」と思う子がいました。でも、数秒間隔で出て行く案は続いたので今度は代わってあげた子がずっとオニをやることになります。でも「オニばかりじゃつまらないよな。皆んなで楽しく遊ぶためにオニを代わってあげよう」と思う子は他にはいなかったのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
3
かんけりのルールの細かいところを思い出せず、夫に尋ねたりしました。なにせもう60年近く前に楽しんだ遊びですから。オニになった子が次のオニを作れない遊び方は、地方ルールやその場ルールなどあるでしょうが、オニ以外の子どもたちが必死でオニをやめさせないようにしていたのはこのお話と同じ。みんなが遊ぶようすを公園の入り口でじっと見守る少年が印象的でした。彼はどんな思いで見つめていたのでしょうか。オニを置いて帰っていった友だちのドライな態度にいろんな感情を抱いたでしょうか?ラストの場面が印象強く残りました。2024/06/28
たくさん
2
缶蹴りって私の所ではポコペンって言わなかったけど遊んだ思い出がある。足の速さを考えたり、ここまで来た時にこんな反応をするって仮定をして試してみる、みたいな自分と他人の力量を図る楽しいゲームだったな。逃げるほうの力量と、鬼の子の力量が違いすぎると何度も繰り返しになったりもしたなあ。こういう独特な遊び、今はみんな集まっても携帯ゲームだけど、読み手の大人がこれも楽しいよって教えてあげられるような機会があるといいなあって思わされました。#NetGalleyJP2024/06/29
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