角川書店単行本<br> 句集 雨の日

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角川書店単行本
句集 雨の日

  • 著者名:宇多喜代子【著者】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • KADOKAWA(2024/07発売)
  • ポイント 27pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041152089

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内容説明

当たり前のことを
当たり前に詠む

ひとつぶの雨は
ひとすじに結ばれて、やがて
おおきな水のかたまりとなる。
「山はおおきな水のかたまり」
祖母から教えられた言葉は、
自然観と生活信条の礎となった。
雨や風や太陽や水、なにより
清新な森の匂い――。
身辺のものは、みな愛おしく、
いつしか当たり前のことを
当たり前に詠めるようになった。
俳句には退屈がない。

「山桜山のさくらと咲き並ぶ」
「桜どき足もとにまでものの影」
「厭戦のかたちの葎雨しとしと」
「透明な一品をもて夏の膳」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

103
人生の大先輩の俳句、静かに胸に沁みました。 💘来て去って来て去って来て雀の子 💘蜜豆のところどころが透明に 💘初蝉にはやも余命の二三日 💘いくつかの嘘も大事と松の内 💘初明り老いには老いのこころざし 💘寝て食べて花を見ること今日大事 💘手も足も大事とおもう冬日和 2024/10/24

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