内容説明
”海老天”そっくりな謎の生物、極寒の地で絶滅したはずの”亡霊”、水族館の奥で15年間ひっそりと飼育されていた”怪物”────。
日本一のイソギンチャク新種発見数を誇る若き分類学者が、これまで邂逅・命名したイソギンチャクとのエピソードと、激動の来し方をしゃべり倒す!
「我、まさに、「イソギンチャク道」を究(きわ)めんとす。その〝生きざま〟を手に取ってご覧いただきたい。本書を読み終えたとき、皆さまも、イソギンチャク道の入り口に立っていること請け合いだ!」(「プロローグ」より)
自慢、毒舌、ボケ・ツッコミ、何でもあり! 東大落研(おちけん)仕込みのべらんめえ新種発見伝、いざ、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MASA123
7
図書館の新刊本、装丁が目立つので手に取ったが、イソギンチャクに興味ないなあと思いながら、パラパラ読んで見た。うそでしょう!装丁の縞々ウエアの男は、東京大学の海洋生物研究者で、現職は福山大学講師。日本人で最多のイソギンチャク新種の発見者。海老天のようなイソギンチャクの新種を「テンプライソギンチャク」と命名した人。 海老天そっくりなイソギンチャクがいたのだ。テンプライソギンチャクを早く知りたいが、泉さんの研究者としての歩みを先に読まされるのだ(これも、おもしろいけど)。衝撃のイソギンチャクの世界へ! 2024/09/13
nobu23
6
日本にわずかしかいない、イソギンチャク研究者のこれまでの研究内容をおもしろおかしくまとめたもの。30手前までで凄い数の新しいイソギンチャクを登録するなど、読んでいてワクワクした。落語が好きいうことで、話し方も楽しく、専門的な内容が多いのに面白い。2025/02/08
ごりぴー
3
タイトルに惹かれて読んでみたらめちゃくちゃ面白かった!!!イソギンチャクに興味なくても、読んでいくうちに興味を持つようになる。文章が面白いのでスイスイ読めた。2024/12/03
完敗
1
著者はかなりのハイテンションで読者に迫ってくるが、分類学という地味に思える学問の大家である。新種発見となれば命名権を持てる。著者の手によりテンプライソギンチャク爆誕と相成った。2025/05/22
ずず
0
うーん…?2024/10/26
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- 電子書籍
- ゾンビがあふれた世界で生き延びる希望を…