内容説明
「受験世界史に荒巻あり!」といわれる東進ハイスクール超実力人気講師が、
世界で起きている紛争問題の『なぜ』と『流れ』を徹底解説!
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、収束が見えないガザ情勢、
アジア緊張の火種、アフリカの内戦の歴史と現在、インドにおけるヒンドゥー・ナショナリズム、
歴史修正主義などが絡みあいながら活発化している歴史認識論争、
ポピュリズムの台頭(ポピュリスト・モーメント)……世界の「紛争地図」から、面白いほどいろんなことが見えてくる! ニュースの背景が深く理解できる一冊!
◎ヨーロッパ列強が勝手に線を引いて決めた「国境」に翻弄される人々
◎「ソ連崩壊」で始まった東欧諸国の新たな国づくり。対立の根源は?
◎イスラエルはどんな国? ゼロから「パレスチナ問題」をおさらい
◎断続的に続く、アイデンティティを巡る争い。歴史認識紛争の起源
◎拡散する権威主義、後退する民主主義。世界はどこに向かうのか?
……紛争の背景にある各地域の特徴や複雑に絡み合う各国の思惑、現在進行形の重要問題をコンパクトに学べて、国際情勢の解像度が上がる! 今、世界で起こっている事象を理解するための第一歩!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ
6
紛争を理解するには、現在のことだけではなく過去からの流れを通して知らなければ理解することはできない。予備校講師らしく、地図をふんだんに使って過去の流れを整理することができる。2025/04/08
W
5
思っていたより難易度の高い内容で、読むのに苦労した。世界史の復習であると同時に、世界がポピュリズムに傾いていくことに批判的な視座を提供する一冊。特に面白かったのはフランスの歴史認識をめぐる問題で、第二次世界大戦中のドイツによってフランスが侵略された際に作られたヴィシー政府が傀儡政権ではなく自発的にホロコーストをおこなっていたことや、レジスタンスに参加していたのが全国民ではなく少数派であったこと、またそれをフランスが自国の物語から消し去っていたのは衝撃だった。世界の各紛争に関連した良書の紹介もありがたい。2026/05/06
於千代
4
思ったよりも良い本だった。世界各地の紛争の背景にある歴史的経緯を、簡潔かつ分かりやすくまとめている。 当然この一冊ですべてを理解できるわけではないが、各地域ごとに手に取りやすい参考文献が紹介されており、気になった地域についてさらに深掘りできるようになっているのが親切。 「とりあえず世界の紛争について知りたい」という人が、最初に手に取る本としてとても良いと思う。2025/04/26
Shigenori
4
『欧米では中国内の人権問題といえば、内モンゴル、チベット以上にこの新疆ウイグル自治区のことが取り沙汰されます。それはウイグル人は世界の各地にいて欧米諸国の政府へのロビー活動が活発だからです。』ウクライナやイスラエルはもちろん、アフリカ、アジア、ヨーロッパ各地に未だ存在する様々な紛争の歴史をまとめたもの。そりゃいくらなんでもまとめ過ぎでしょ、という部分も見受けられるが、全世界の紛争を文庫一冊でと考えれば十分納得の内容。「おわりに」にも書かれている通り、より深く広く歴史を学ぶきっかけとして、うってつけの一冊。2024/09/29
青と緑
3
あまりに激動な昨今の世界情勢を目の当たりにして、どうしてこんなことになっているのか知りたいという気持ちが強く、この本も手にとってみた。まさに今読むべき本だった。国民国家を建設するためには、共通の記憶としての「歴史」が必要。そのために国や時代によって歴史は修正されたり忘却されたりもする。しかし実際は、世界で起こっていることに「こうだからこう」と分かりやすいストーリーをつけることなんてできない。複雑なパズルのようなものだ。そのことをしっかり認識し、日本や世界の動きを見ていかなければならないと思わされた。2025/02/26
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