新装版 京都 ものがたりの道

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¥1,430
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新装版 京都 ものがたりの道

  • 著者名:彬子女王
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 毎日新聞出版(2024/07発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620328102

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内容説明

話題沸騰!『赤と青のガウン』の
彬子女王殿下が誘うひと味違う究極の京都ガイド

私が京都で暮らす中で、
感じ、経験した京都の街の魅力を、
ありのままに書き綴ったものである。

「京都」という街は、「道」から成る。
京都に暮らし、日本美術研究者として活動する三笠宮家の彬子さまが、寺町通、四条通、河原町通など、歴史を刻む道と街並みの醍醐味を親しみやすい筆致で綴る。
通りの名にまつわる逸話から、神社仏閣の歴史、地元の人たちの季節折々の暮らしまで、知られざる京都の魅力が詰まった必携の一冊!
京のまち歩きに役立つ「ちょっと寄り道」や地図を掲載。

持ち歩きに便利な新書サイズで、新装版刊行!
コロナ禍を経た今、京都の街に思うことを綴った「新装版 おわりに」を収録。

目次

京都市街中心部の地図
京都市郊外の地図(愛宕、高雄、清滝、嵐山・嵯峨野)
始  起点の道(きてんのみち)
常  寺町通(てらまちどおり)
薫  哲学の道(てつがくのみち)
混  六角通(ろっかくどおり)
夏  新町通(しんまちどおり)
盆  お地蔵さまの道(おじぞうさまのみち)
護  下立売通(しもだちうりどおり)
新  今出川通(いまでがわどおり)
紅  周山街道(しゅうざんかいどう)
灯  四条通(しじょうどおり)
飛  河原町通(かわらまちどおり)
雪  丸太町通(まるたまちどおり)
別  高辻通(たかつじどおり)
洛  北大路通(きたおおじどおり)
在  御池通(おいけどおり)
薬  二条通(にじょうどおり)
山  愛宕神社の参道(あたごじんじゃのさんどう)
迎  松原通(まつばらどおり)
仏  正面通(しょうめんどおり)
橋  三条通(さんじょうどおり)
彩  堀川通(ほりかわどおり)
市  錦小路通(にしきこうじどおり)
街  千本通(せんぼんどおり)
鬼  白川通(しらかわどおり)
警  下鴨本通(しもがもほんどおり)
蛸  蛸薬師通(たこやくしどおり)
英  マートン・ストリート

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

132
本当に素敵な京都案内。京都で生まれ育った私は京都を愛する人に出会うと教養のなさが露呈しそうで気後れしてた。そして私の日常の続きである祭りや神社が観光客の憧れの対象になっていることに若干引いていた。そんな私も大人になり凝り固まった狭い視野をほぐす一環で京都に出会い直している。筆者の様に京都を広く俯瞰し「通りを端から端まで」という切り口は新鮮で、地図を見ながら脳が活性化された。歴史が何度も上塗りされたこの街をタイムカプセルが埋まっていると表現する無邪気で上品な好奇心に感服。もっと女王殿下の文章読みたいなあ。2024/11/24

けんとまん1007

118
丁度、京都へ行ってきたところなので、街並み・風情が思い浮かぶ。何だろう、書かれた文章から感ずる佇まいはと思う。柔らかであり、背筋が伸びるようであり、心地よさが残る。改めて、京都という土地の在り様に思いを馳せる時間をいただいた。2024/11/09

R

110
京都のあちこちの道について、実際に見て辿り観察したこと、感じたことをまとめたエッセー。新聞連載だったようで、結構な分量ながら道あるいは町ごとにまとまった内容が面白かった。やや私信のように、自身のご身分から警護の方への気遣いにもあふれていて、素敵な人柄が伺えるようでとてもよかった。品の良さが滲み出ていて「おじいちゃま」という単語が出てきたり、府警さんとわりとざっくりな会話をしている気安さなんかもあって読んでいて楽しい。実際に今の京都を歩いているという姿が見えるようだった。2025/02/09

七草

82
歴史と近代化、和と洋が共存する街、京都。東西南北の通りが碁盤の目のようで、意外にも西洋建築が多い。歩きながらいたるところに歴史が感じられる。有名な場所以外にも意外なところに史跡や穴場がたくさん。烏丸通、河原町通、四条通、三条通、今出川通、室町通、鴨川、京都御所、懐かしい...。学生時代に少しは京都巡りをしたけど、無性にまた京都の街を歩きたくなった♫から紅に染まる渡月橋 導かれる日願って 川の流れに祈りを込めて♫2025/05/24

ぶんこ

82
「赤と青のガウン」で魅了され、こちらも読んでみました。京都に住まわれてお仕事をされながら、京のまち筋を散策されたエッセイ。平明な文章と、柔らかなタッチで読み易い。思わずお人柄が現れていると感嘆しました。常に側衛さんが付き添っておられる生活、平民の私には想像できませんが、彬子女王はそれが日常。体調を崩されて入院された時も、隣の部屋には側衛さんや京都府警が詰めていたとのこと。鴨川を飛び石で渡った時もご一緒にかな?近代建築が並ぶ三条通りは行ってみたくなりました。京都のパン屋さんと任天堂の旧社屋も興味津々。2024/10/26

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