ブルーバックス<br> 父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門

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ブルーバックス
父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門

  • 著者名:ヨセフ・アガシ【著】/立花希一【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2024/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784065368497

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内容説明

絶賛の声、続々!

「科学という広大な海への、魅力的な招待状。ふたりと一緒に、私たちも知的冒険の旅に出かけよう」――読書猿氏(『独学大全』著者)

「実に刺激的な本。(…)古典物理学が確立されていくステップをひとつずつ丁寧に解きほぐし、「科学の本質」を明らかにする」――米Kirkus Reviews誌

「この世界をよく理解するって、どういうことだろう?」
ある日、科学史家は8歳になる息子アーロンに問いかけた。
ふたりの対話はやがて、科学の歴史を縦横無尽に駆けめぐる、
壮大な知的冒険の旅へとつながっていく――
古代ギリシアの原子論から、コペルニクスの地動説、
ガリレオの望遠鏡、ニュートン力学、ファラデーの力線、
アインシュタインの相対性理論まで、
物理のしくみを解き明かした、驚くべき発見の物語!

目次

序文 科学はなぜ「対話」を必要とするのか?(読書猿)
まえがき
第一章 科学って何だろう?――この世界のしくみを解き明かす方法
1 「世界をよく理解する」ということ
科学と宗教は正反対?
なぜジョルダーノ・ブルーノは火あぶりにされた?
コペルニクスが起こした革命
2 どうしてみんな科学を信じるの?
コペルニクスだって「ぜんぶ正しい」わけじゃなかった
「ガリレオの仮説」が画期的だった理由
「偉大な発見」を生んだアイデア
ローマ法王を説得できなかったガリレオ
3 「まちがい」から発見が生まれる
ケプラーがこだわった「シンプルな原則」
「人工衛星」の発想はどのように生まれたか
「思考実験」が科学を発展させた
科学と迷信のあいだ
第二章 世界は何からできている?――科学者たちが追い求めてきたこと
1 物理学の「もっとも重要な問い」
私たちは何でできている?
すべての事物はひとつ?
デモクリトスの原子論
ピタゴラスは「原子」をどう説明したか
アリストテレスという呪縛
2 偉大な科学者は「過激派」だった?
この宇宙のすべてを疑う
デカルトと物理学
デカルトの「誤り」がニュートンの道を拓いた
3 もうひとつの科学革命
科学集団の誕生
ニュートンと人工衛星
理論と観察
「偉大な理論」は何がすごいの?
第三章 大発見はどうやって生まれる?――アイデアで世界を動かすには
1 すべては仮説からはじまる
ライプニッツの批判が無視されたワケ
ライプニッツとニュートンの「代理戦争」
世紀をまたぐ論争のゆくえ
ニュートン理論にも限界があった?
エルステッドの大発見
2 情熱が定説を変える
「エーテルなんて存在しない」と見抜いたファラデー
科学界のシンデレラ物語
全世界を相手にして戦う
科学を揺り動かした「奇妙な実験」
次世代に伝わった情熱
日本版へのあとがき/訳者解説/ブックガイド/事項さくいん/人物さくいん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

64
掘り出し物だった。60年近くまえの本とは思えなかった。数式もないし中高生向け…らしいが、我輩にはちょうどかも。科学は失敗と挫折と論争…あるいは突飛過ぎて無視されたり。科学者にも頑迷な常識に囚われ、新説は産みの苦しみを味わう。…科学は人間の真剣な営み。ファラディを再認識。2024/08/22

ta_chanko

21
科学とは何か。科学的であるとはどういうことか。それは無謬ではないこと。反証可能性があること。ガリレイやニュートン、アインシュタインのような偉人が主張したからといって、絶対に正しいというわけではない。現在分かっている範囲内において、特定の条件のもとであれば正しいかもしれないが、新たな発見などによって前提が変わると、その正しさも崩れてしまう可能性がある。そういうことを理解し、謙虚な姿勢で世界に立ち向かうことが、科学的な姿勢だと言えるのではないか。2024/09/06

ひよピパパ

15
父と子の対話形式で織り成す科学・哲学談義。「親子の対話から生まれた感動の科学入門」と銘打ってはいるが、話の展開に頭が追い付かず「感動」まで到らなかったのが正直なところ。話題が行ったり来たりし混乱するのと、訳文が子どもに語りかける文体としては適していない。見やすくするためか子であるアーロンのセリフをゴシック体にしてあるのも違和感を覚えた。科学と哲学とが密接に関わっていることが分かったが、全体としてやや残念な一書。2024/08/16

やいっち

10
掘り出し物だった。60年近くまえの本とは思えなかった。数式もないし中高生向け…らしいが、我輩にはちょうどかも。科学は失敗と挫折と論争…あるいは突飛過ぎて無視されたり。科学者にも頑迷な常識に囚われ、新説は産みの苦しみを味わう。…科学は人間の真剣な営み。ライプニッツやファラディを再認識。2024/08/22

coldsurgeon

8
科学的な思考を持つことは大切なことだ。科学の営みとは、定説として受容されている科学理論を正確に理解したうえで、それを批判し、修正していく試みの連続である。そして観察と矛盾しないような最良な考えを探し求める姿勢こそが、科学的思考であり、科学である。ニュートン、アインシュタイン等の理論を追えば、すべての古い理論は、新しい理論に近似している。場の統一理論は、今後、どのような形で展開されるのだろうか、未来へ心が羽ばたく。2024/08/23

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