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内容説明
【本書の要点】●身近な死を実感した古舘氏が人生後半で出合ったのが仏教だった。 ●日本では大乗仏教が浸透しているが、本来の仏教は原始釈迦仏教。 ●自我をなくしていけば、人生の苦しみが軽減される。 ●老・病・死に直面する人生後半こそ、ブッダの教えが効いてくる。 ●釈迦の仏教は論理的な真理であり、科学との共通点が多い。 プロレスやF1の実況で人気を博した古舘氏は、なぜ人生後半で仏教に熱中するのか。老・病・死に向き合い、「生きる意味」を考えるうえで、釈迦(ブッダ)の仏教がヒントになる。釈迦仏教の碩学である佐々木氏と、自我の抑制に勤しむ古舘氏が、穏やかな心で生きる作法について議論する。 【仏教の基礎が“古舘節”でわかる!】●「これからも釈迦の“推し活”を続けていきますよ」 ●「僕にとって佐々木先生は、天下一品の“釈迦コンシェルジュ”なんです」 ●「法然の浄土宗は“ヘルプミー・ブッダ!”と極楽往生を願い、親鸞の浄土真宗は、約束された極楽往生に“サンキュー・ブッダ!”と感謝するんだ」 ●「最澄の天台宗は、阿弥陀様の信仰も法華経も詰め合わせた“仏教福袋”だ」 ●「僕も頑張れば“リトル道元”になれるかな」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズコ(梵我一如、一なる生命)
12
大乗仏教が何かよくわかりやすかった。ただ、空の思想の、原始仏教の諸法無我と大乗仏教の無我の違いがわからなかった。だよね〜大乗仏教じゃなくて、原始仏教の方が真だよね〜。そして、これ以外に個人自身の体験に基づく信仰があっていいのが、良き。2025/07/12
西
6
年を取って、死が現実に近づいてくるのは誰にもつらいもので、上手にあきらめるためには仏教は適しているのだと思う2024/10/05
みじんこ
6
原始釈迦仏教と大乗仏教の違い、日本で広まった経緯なども詳しくは知らなかったので勉強になった。一切皆苦、諸法無我、過大な自我こそが人生の苦しみの原因であり、それをなくしていくという考え方が自分には腑に落ちた。昨今の戦争の原因等もこの観点からみると確かにと思えた。死をどう捉えるかという点も興味深かったが、一人で真理へとたどり着くのは難しそうなので大乗仏教のようにナビゲーターに頼りたくなるという気持ちもわかる。古舘さんは釈迦仏教の話を語りすぎて引かれるようだが、自分はもっと知りたいと思えたので本書は成功だろう。2024/09/16
taiyou gyousi
3
僧侶どうしの対談本はよくあるが、自ら我が強いと仰る古舘氏の対談は、まるで自分自身をみているかのように感じられる部分もあり、気づかされることも少なくなかった。2024/11/02
シュウヘイ
2
古舘さんと仏教専門家の対談本 日本に広まっている大乗仏教と釈迦の仏教の違いを解説 生きる、死ぬを見つめると仏の心にたどり着く 悩みはあって良い2024/10/21