内容説明
『街の灯』公開後、世界一周に出掛けたチャップリン。遭遇したファシズムの萌芽、来日と事件――。一次資料を元にその足跡を追う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
18
返却期限が来たので読まずに返却しようと思ったが、日本に立ち寄ったときに5.15事件があったどころかその標的にされていたとか。それでも日本贔屓は変わらず来日中に天麩羅ばかり食べていたとか。気ままなチャップリンは、それだから暗殺を潜り抜け、またマイペースで日本を楽しんだのかもしれない。5.15事件のあと、2.26事件にも出くわしたというこれも強運なのか、スター性を感じる。まあ、チャップリンが助平だったのは確かなようでそこも興味深い。2025/12/20
gokuri
6
1931年に「街の灯」公開後にアメリカを旅立ち、約1年半、世界周遊するチャップリンの足跡を綴った書。トーキー最後の名作の評判を気にしつつ、不安、苦悩、恋などを含め、イギリス、ドイツ、フランスなどで様々な 人々と接点をもっている、次回作の構想のためか、行く先々での政治、社会、文化に対して積極的に向き合う姿は尊敬に値する。後段のアジア周遊と日本来訪の記載も多くの資料に裏付けられたもので、5・15事件とのかかわりの記載は特に興味深い。2024/08/12
takao
1
ふむ2024/12/27
horada
0
***2025/04/04
古墳くん
0
どこに行っても桁外れに歓迎され、 また利用されそうになり、 そしてマイペース。 強烈な人物! 戦争前の澱みもある時代。 今も変ってない部分を 作者はきちんと指摘する。2024/10/11
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