内容説明
民藝運動は大正時代の日本で誕生したが、その誕生には、はじめ西洋の美術に触発され、やがてアジアの美術・工芸の美を発見したという背景がある。そして現在「民藝」は世界各国の芸術にも影響を与えている。本書では「民藝」誕生を中心とした前後2世紀の美術・工芸の軌跡を追い、アーツ・アンド・クラフツやバウハウスなど同時代の海外の芸術活動との比較、また建築や教育など美術・工芸以外の諸分野も視野に入れながら「民藝」の持つ特質や未来の美術・工芸・建築に与える可能性について考察する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
minochan
3
数年前に妹から柳宗悦の紹介本を押し付けられてから、ぼんやり民藝が気になっており本書を手に取る。柳宗悦がもとは宗教の研究をしていたのは知らなかった。その後、人生の諸問題に宗教では答えを出せないと考えて実験心理学の道に進んだらしい。しかし心理学はそもそも純粋科学足り得ない、と考えてアカデミアを脱したそう。この流れすごく共感できる。僕は心理学はダメだと思ったあと、神経系の分子生物学に移ってアカデミアからは出てないが。民藝は、理性と離れた無意識的なものと結びつけられて評価されてるのかな、もうちょっと勉強したい。2025/07/02




