中高生のための 小説のつくりかた 創作に役立つ実践知識とヒント

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中高生のための 小説のつくりかた 創作に役立つ実践知識とヒント

  • 著者名:田中哲弥【監修】
  • 価格 ¥1,793(本体¥1,630)
  • メイツ出版(2024/07発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784780428919

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

★ ココロに響く物語を思い通りに描こう!

★ すぐに使える具体的なアドバイスを凝縮。

★ ギモンを解決し、コツがよくわかる!


◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇


この本には小説を書くための方法や
ルールなどが書かれていますが、
実は小説の正しい書き方や守らなければならない
ルールというものはないのです。

小説は文字や言葉を使った表現方法の中で
最も自由な形式で、
なにをどのように書いてもかまいません。
作者がこれは小説だと主張すれば
それは小説です。
書いた本人だけしかおもしろいと思わないものでも
小説として成立しますので、
この世に、まちがった小説もだめな小説もありません。
なんでもありなのです。

でもせっかく書いた小説ですから、
たくさんの人に楽しんでもらいたいと
普通は思います。
この本に書かれているのはそのためのヒントです。

これから小説を書いてみようと思ったときに、
なんでもいいから好きに書いていいと言われても、
なにから始めたらいいのか
わからない人も多いでしょう。
そんなときにこの本が、
こんなことから始めてみてはどうですかという
アドバイスになればと思います。

小説を書く方法はひとつだけではありません。
作家が百人いれば百通りの書き方があります。

必要なのは、たくさん書くことです。
いろいろ書いて必ず完結させるということを
積み重ねていけば、
そのうち自分の一番やりやすい
書き方がわかってきます。

なにより重要なのは、読者を楽しませようという
情熱ではないかとぼくは思います。
どう書けば読んだ人を笑わせられるか、
感動させられるかと常に考えながら書くことで、
おもしろい作品を生み出すための技術が
身についてくるような気がします。

書けば書くほどうまく書けるようになります。
それは保証します。

マンガにもハリウッド映画にも豪華客船での
世界一周旅行にも負けないおもしろさを
「文章だけで」創り出せるのが小説です。
なんでもいいので、とにかくどんどん書いてみましょう。

自分の書いた作品を読んだ人が、
泣いたり笑ったりするのは
ものすごく楽しいことですよ。

田中 哲弥


◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇

☆1章 小説を書き始める前に

* まずは「好きなジャンル」や
 「親しみのあるジャンル」で書いてみよう
* 訴えたいのはどんなこと?
  小説の「テーマ」を決めよう
* ネタを見つけるために
  常にアンテナを張っておこう
* まずはストーリーの
  王道を頭に入れよう
*「起承転結」は
  ストーリーづくりの基本中の基本
・・・など

☆2章 登場人物がストーリーをつくる
* 登場人物がストーリーのカギ
  読者を物語にいざなうキャラクターをつくろう
* 登場人物のつくり込み方
  キャラ設定には履歴書を使おう!
* 印象に残る人物は極端な性格
  個性派のキャラがストーリーを引き立てる
* 技ありの人物設定
  登場人物の人物像をセリフでつくる
* 技ありの人物設定
  登場人物の人物像をギャップでつくる
・・・など

☆3章 プロットは小説の設計図
* プロットのメリット
  小説を書くには「プロット=設計図」が必要
* エピソードを並べる
  小さな話(エピソード)がつながるのが小説
* プロットの書き方
  あらすじの一つ一つのシーンを具体化する
* プロットの書き方
  各シーンを「5W1H」に落とし込む
* 伏線を張る
  ミステリーでは、特に論理的&フェアに
・・・など

☆4章 しっかりした描写方法を身につけよう
* 文章の基本的ルール
  一文字あけ、記号の使い方を統一する
* 一人称と三人称の違い
  主人公をどう描くかの違いを知ること
* 一人称の使い方
  視点がブレないように気をつける
* 三人称の使い方
  初心者は主人公に視点を定めると書きやすい
* 会話文の書き方
  その人物を個性的に描くセリフとは
・・・など

☆5章 小説が完成したら
* 推敲しよう
  書き終わったら読み返し、整える
* チェックの項目
  校正と推敲のポイントを把握しよう
* チェックの方法
  自分で確認する、他人やアプリを頼る
* 小説投稿サイトに上げる
  作品を発表する、お金も得られるかも!?
* 小説新人賞に応募する
  小説家としてデビューする道を拓く
・・・など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

私的読書メモ3328

2
ワンポイントアドバイス集という作りで、体系立てられてはいませんが、要点を端的に、具体性も持たせてまとめられており、書名に沿った良いハウツー本だと言えます。2025/04/18

前部屋智

1
小説の書き方をどうしてか忘れてしまった。だから、体系的な手法に頼ってみようかと思いこの本を開いた。実際、この本は小説の書き方としては初歩的なことばかりを書いていた。だからこそかもしれないが、イップスで悩む小説家がいるのだとすれば、この本をお勧めしてみたく思う。また、小説を書き終えた時、小説を書き始める時のチェックリストとして役立つだろう。小説の書き方の重要なことがまとまっているから、うすぼんやりとした小説の注意事項を、想起させてくれる。図書館で出会った本だが、私としては、ぜひ手元に置きたい本だと思った。2025/06/03

Chihiro

1
すでに書いている人にとっても、おさらい・復習になる。もちろんこれから書きたい人にとっても、具体的アドバイスが沢山掲載されていてわかりやすい。王道の感情曲線(シンデレラ曲線)をまずは使いこなして、主人公をいじめ抜いて、おもしろい(続きが気になる)作品を目指そう!2025/02/22

Rieko Ito

1
「中高生のための」となっているが、大人にも興味深い。ストーリー、あらすじ、プロットの違いは知らなくて、なるほどと思ったし、「型破り」がただの奇抜な作品にならないようにとか、簡単だが役に立つ知識だ。「かきかた」ではなく「つくりかた」であるところがみそか2024/08/20

天茶

0
★★★☆☆2025/07/27

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