内容説明
オタクやヘンタイに続き、世界に誇るニッポン原産種HIKIKOMORI(ひきこもり)が、
コロナ禍で立場逆転、時代の最先端に。
世界中がひきこもる中、その道のプロである著者が時に鋭く本質を突き、
時に笑いと愛を込めてひきこもりを語り倒す60編。
文芸サイト・treeで評判を呼んだ連載を書籍化!<文庫オリジナル>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
40
引きこもりとは何か?そのことを真面目に?論じた一冊。自ら引きこもりを自称し「無職兼作家」と名乗る著者。初読みだが、面白そうなので手に取ってみた。本当の引きこもりは家から出ないだけではなく、社会から隔絶された存在のことを言う。曰く、たまに買い物に行ったり、家の手伝いをしたり、そういう人は引きこもりではないと断じる。ちなみにうちの長男も引きこもりだが、たまに買い物に行くし、洗濯物も取り込んでくれる。うむ、彼は真の引きこもりではないのだな。ちょっと安心(いいのか?それで:笑)2024/09/22
あつこんぐ
32
図書館本。私は引きこもりになるポテンシャルは備えていると思うのですが、養わなければいけない家族がいるので老後の楽しみに取っておきたいと思います。『「いざとなったらこれだけあれば生きられる」という自分の生活費を把握することは大事』ということはミニマリストしぶさんも言っていたので、年金生活になる前に家計を見直し、いつ誰が来ても大丈夫なように家を片付けないといけないですね。将来、立派なヒキコモリストになれるよう、今から断捨離を頑張ろと思います。2024/09/06
ぐっち
20
独特の文体が読み進めづらくはあったが、ひきこもりへの理解にあふれた1冊。無理やり引っ張り出すのはダメで、どうやったら長く引きこもり生活が続けられるかを考える。カレー沢氏は漫画や文筆業で活躍されてるので、ひきこもりではないのでは?とも思ったが、家でできる仕事で収入を得られるのが目指すべきところなのかもしれない。2024/11/09
はるき
11
引きこもりを礼賛するわけでも、説教するわけでもない処世術。フリーライダーとか何とか社会が責めても問題は解決しないと私も思います。実家が蘇我氏(最盛期)ではない我々庶民は糊口をしのぐ手段が必要。社会問題だと糾弾せず、まずは人様の生き方を尊重する余裕は持ちたいものですな。2025/09/15
としま
9
コロナ禍に連載されていた「ひきこもり」をテーマにしたもの。カレー沢節炸裂で面白く読めた。私もひきこもり体質なので、コロナ禍にステイホームと言われていた時は嬉しかった。たまには外に出ないと健康に悪いかなと思って出てみるが、すぐに疲れて帰ってしまう。運動不足にならないように気をつければひきこもりでもいいかな。家から出ないことをポジティブに考えられる内容てした。2025/09/16
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