ゆっくり変わる

著者名：鈴木秀子

アスコム（2024/07発売）

• ISBN：9784776213581

内容説明

長く生きてきてわかったこと
それは「少しずつ変わること」が
一番効果があるということです――。
92歳のシスターが語る幸せの見つけ方。

「無理して成長しなくてもいい。
カタツムリにようにゆっくりと。
毎日１ミリだけ成長しようと思えばいい」

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あなたは「変わらなければいけない」と
思い込んではいませんか。
「努力をして、今より“よい生き方を
目指さなければ」などと
感じてはいませんか。
実はあなたは、あなたのままでよいのです。

自分自身を責めたり、現状に満足できない人が
なんと多いことでしょうか。
そんな“向上心”は、ときにあなたを疲れさせ、
追い詰めてしまうことさえあります。

あなたは、今のままでいてください。
なぜなら、世界とはさまざまな人が集まって
つくり上げているものだからです。
人は誰しも違いがあるから、
世界が多様で、豊かになれるのです。
あなたがあなたでなくなってしまったら、
世の中も変わってしまうことでしょう。
どうか、今のままのあなたをいとおしみ、
尊重してあげてください。
そしてあなたの命は、
地球上にひとつしかない尊いものだ
と気づいてください。

あなたの持つ素晴らしさを充分に認めた上で、
さらに幸せになりたいと願うならば、
ゆっくり変わっていきませんか。
カタツムリのように、
1ミリ1ミリ、ゆっくりと――。



【略歴】
鈴木秀子（すずき・ひでこ）
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランス、イタリアに留学。聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員・聖心会会員。文学博士。
1980年代後半に日本にはじめてエニアグラムを紹介し、以後、日本におけるエニアグラムの第一人者として高い評価を得ている。全国および海外か らの頻繁な招聘、要望に応えて、「人生の意味」を聴衆と共に考える講演会、ワークショップで、さまざまな指導にあたっている。
著書に『死にゆく者からの言葉』（文藝春秋）、『９つの性格』（ＰＨＰ文庫）、『あきらめよう、あきらめよう』（アスコム）、『機嫌よくいれば、だいたいのことはうまくいく。』（かんき出版）など多数ある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[てん]

小林一茶が詠んだ句に「かたつむり そろそろ登れ 富士の山」と言うものがあり、それを思い出しながら読んでゆく。急がなくてもいい、ただ大切に今をゆっくり味わいながら気になったところは自らゆっくり変わること。「聖なるあきらめ」は僕も使ってゆこうと思う。

2025/05/28

[nago]

人には3つの価値を生み出す力があるという話、売り言葉に買い言葉、聖なるあきらめなど良かった。

2024/11/14

[Go Extreme]

限界を感じる→聖なるあきらめ あなたのままでいればいい 今の自分を否定してまで変わる必要なし 変えるのは態度→毎日が心地よくなる 何かを創り出す・経験する・態度を変える 不幸→理由ではなく意味を探す よい思い込み 刺激→ひと息のゆとり→反応 心のバランスをうまくとる 体を使うことで不安をコントロール 一番＜最善 自分の細胞に話しかけるように自分を褒める 潜在意識・小さな運転手 引き寄せの法則 聖なるあきらめ→他人を柔軟に受け入れる 他人を褒める＋自分の気持ち

2024/08/15

[ちゃそ]

キリスト教は特に信仰してないけど、宗教の考え、教えは人の心を救うんだなぁと。引き寄せの法則確かにあるかも。マイナスな言葉言いたくなるけどプラスに出来たらいいよね。

2025/08/11

[Suzu]

思うような結果が出せなかったとき、目標の50%達成できれば十分。できなかったことは謙虚に受け止め能力を冷静に把握すること。この態度を著者は聖なるあきらめと呼んでいる。大切なのは自分の身の丈を知ること。またほんの少し行動や心の持ち方を変えるだけで幸せに近づくための練習［1ミリエクササイズ］を紹介している。その中でも特に簡単なお礼は大袈裟なくらい感情をこめて具体的に言葉にするというもの。ありがとうのあとにおまけのようなひと言を添える。

2024/12/24