内容説明
映画化「もしも徳川家康が総理大臣になったら」著者による最新作
読むと、なぜか心が熱くなる。
祖父のコンサル会社を継いだ武田倫太郎は幼少期から感性が鋭く、中学の歴史の授業中に、なぜか源義経の霊を見てしまう。以降、身近な霊と対話するようになった倫太郎は、ある大企業の難しい案件を担当することになる。その場に現れたのは、あろうことか莫大な財を築いたマネーゲームの天才にして空前の成り上がり者、豊臣秀吉だった――。
生きることに虚しさを感じ、不器用で人づきあいも苦手な倫太郎は、秀吉に後押しされ難しい案件を切り抜けたが、次々と新たな課題が押し寄せる。そんな状況で倫太郎の心身には、ある変化が……。歴史、ビジネス、ミステリーなど、あらゆるジャンルと時代を超えた前代未聞のエンターテインメント小説シリーズ、最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんらんしゃ🎡
41
『もし家』ほどのオリジナリティは無いな。『夢をかなえるゾウ』のゾウがサルに置き換わった啓発書と言える。くすぶっている人への人生指南だ。▼最初こそ秀吉の霊だったが、甲府舞台の2話目は真田が付く。この体でいけば、大阪なら三成、岐阜・半兵衛。海外出張なら中国は諸葛亮孔明でドイツはゲッベルスかハヌッセン。シリーズ化のネタはいっぱいある。実際不穏な先行きを匂わせているし。 2024/08/21
PEN-F
40
うーん、前作の「家康が総理になったら」に比べると、スケールダウンしてしまった感が歪めないです。企業再生のお話としてはすごく面白いのだが、でもそこは別に秀吉じゃなくてもいいんじゃね?って思ってしまった。イーロン・マスクやスティーブ・ジョブスと互角に渡り合っている秀吉を見てみたい。2024/09/20
tetsubun1000mg
26
豊臣秀吉がメインで登場するかと思っていたが、木下藤吉郎が現れる。 本人以外には見えない設定のいろんな戦国武将がコンサルタントを「船場吉兆女将」パターンで、現場で発言させて指導する。 最後まで読んでも豊臣秀吉は現れず、羽柴秀吉が最後に現れる。 中小コンサルタントの成長物語としては面白い。 この方は「もしも徳川家康が総理大臣になったら」がヒットした作家さんのようだ。 帯に映画化最新作と煽っていたが映画化は「徳川家康が総理大臣に」だったのか?2024/08/22
kanki
20
戦国武将降臨の霊媒体質。退屈な繰り返しを、毎回考え、何か試して違う形にするのが、仕事。面白かった2024/08/17
はる
19
シリーズ3作目だけど、ビジネス書とは思えない位のワクワクと迫力の読みごたえであっという間に読了。しかも、今回はなんか意味深な終わり方。これは次回に続くやつかな?意外に秀吉は出て来なかったから次回作で秀吉の本領発揮か?2024/08/19