内容説明
人生をいきいきと生き抜くためのヒント
「褒美をもらうとモチベーションが高まる」「子どもはたくさん褒めて伸ばせ」「レベルの高い学校に行ったほうが学習意欲が高まる」「悲観的に考えると失敗する」「要は意識の持ち方次第だ」・・・ どれも、一般的に信じられている常識です。でも、心理学の世界では、このようなモチベーションの考え方を覆す知見が、次々と発見されています。その発見とは? モチベーションを高めるとうたう自己啓発本はたくさんありますが、心理学の知見をきちんと踏まえた一般書は、意外にもほとんどありません。新しい心理学の成果をわかりやすく理解できる待望の一冊です。
【著者】
外山 美樹
筑波大学人間学群心理学類教授
目次
行動を起こし、持続する力――目次
第1章 モチベーションとは
第2章 アメとムチの隠された代償
第3章 ほめることは効果的?
第4章 自律性とモチベーション ─ 自己決定理論
第5章 小さな池の大きな魚効果
第6章 人との比較の中で形成されるモチベーション ─ カギとなるのは有能感
第7章 悲観的に考えると成功する? ─ ネガティブ思考のポジティブなパワー
第8章 無気力への分かれ道 ─ 原因帰属
第9章 モチベーションも目標次第
第10章 無意識とモチベーション
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コジターレ
6
「モティベーションをまなぶ12の理論」の著者12人の中で最も説明上手だった著者の単著。おそらく心理学を学んだことがない人でも十分に理解できるほど丁寧に分かりやすく書かれている。様々な実験結果や著者の見解も大変興味深く、モチベーションについてもっと学びたいというモチベーションが上がる本だった。援助職、教育者、指導者、親など、あらゆる人にお勧めしたい。本書を読んで、褒めることは良い、ポジティブが良いなど、世の中で良しとされていることを再考するだけでも価値があると思う。2015/09/26
のあ
6
ほめることがただちに悪い影響を及ぼすのではない。問題はそのほめ方たのである。努力をほめられた人は、モチベーションが高まり、努力を惜しまず、困難に直面してもくじけず、最高のパフォーマンスをおさめる可能性が高い。一方で能力をほめられた人は、困難な状況を避けるようになり、まじめな努力をしなくなり、目の前に壁が立ちふさがるととたんにやる気をなくすことになりやすい。2014/04/21
コジターレ
4
再読。4回目。かなり内容を覚えられたと思う。2015/10/13
コジターレ
4
再読。全体の流れも良く、著者のバランスのとれた人格も感じられる。やはり良書だな。2015/10/02
ttt
4
内発的動機付けの重要性を説いた本。根拠となる実験結果を明示しており、理解しやすい。自己啓発のみならず部下の育成、子育てなどでも非常に役立つ本だと感じる。『内発的動機付けは創造性につながり、他者にコントロールされた外発的動機付けは創造性を奪う』2013/11/11




