林達夫のドラマトゥルギー - 演技する反語的精神

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林達夫のドラマトゥルギー - 演技する反語的精神

  • 著者名:鷲巣力
  • 価格 ¥3,762(本体¥3,420)
  • 平凡社(2024/06発売)
  • ポイント 34pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582839630

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内容説明

戦前・戦後を通じ、岩波、中公、平凡社などの編集者として反戦と自由主義を貫き、時代の言説を編み続けた知識人の生涯と活動の軌跡。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

2
その精神形成:幼時のシアトル生活 家族と離れて福井に育つ 交友四重奏 結婚問題 存在証明としての翻訳: ブッセ『イエス』―出発点としての翻訳 ブリュンティエール『仏蘭西文学史序説』 ファーブル『昆虫記』 ベルクソン『笑い』 ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』 思想運動としての編集: 雑誌『思想』と「岩波講座 世界思潮」 平凡社で得た安寧 方法としての反語: 反語を駆使した評論 反護法の宿命 何が林達夫を支えたのか: 変化と持続 聖なるものへの共感 正しさへのこだわりと承認欲求 ミネルヴァの梟2024/07/29

takao

1
ふむ2024/12/09

RedDirtMarijuana

0
隠れキリシタンとしての林達夫像が提示されていて驚き。些末なことだが、花田清輝の林への接近が、スターリン批判以後の流れに棹さすものかのような記述は疑問。51年の『共産主義的人間』刊行に尽力したのが花田だし、「ホセの告白」が「林の所論に反対とも賛成ともとれる」形なのは、スターリン批判というよりも林のレーニン的ヒューマニズムというロマン主義偏重に関してと見るべきでは。著者は演技者としての林という角度から書いたようだが、むしろ演技・反語の人という私の林達夫像にリゴリスティックな面を付け加えてくれたように思う。2024/09/15

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