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内容説明
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ローザ・パークスは1913年、人種差別の強く残るアメリカ南部アラバマ州に生まれ、祖父や母の教えのもと、白人の横暴に屈せず、自尊心を持って生きるよう育てられました。
仕事帰りのある日、バスで白人に席をゆずることを拒否して逮捕されたローザ。当時、白人への抵抗は、命の危険さえ伴う行為でした。日頃から不当な差別に憤りを感じていた黒人コミュニティは団結し、ローザ逮捕への抗議、バスでの待遇改善を求め、バスに乗らないボイコット運動を始めます。
若く無名だったキング牧師は、このバス・ボイコット運動で頭角を現し、全米を巻き込む公民権運動のリーダーとなっていきます。
勇気ある行動でアメリカの人びとの心を動かし、公民権運動がもりあがるきっかけを作ったローザは、生涯、差別をなくすために活動しつづけ、晩年、大統領から大統領自由勲章を、連邦議会から議会名誉黄金勲章を受章します。どちらもアメリカで、最高の名誉とされるものです。
目次
1.差別との出合い
2.目覚め
3.活動家ローザ
4.席を立たない
5.バス・ボイコット運動
6.ワシントン大行進
7.未来へわたす手紙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
39
先日最新の伝記・レイチェル・カーソンを楽しみましたが、こちらは2024年出版。アメリカの公民運動のシンボル的存在であるローザ・パークスです。子どもの頃「アンクル・トムの小屋」など読んで覚えた怒りと悲しみがよみがえってきました。小さいうちにぜひ学んでほしいー人を肌の色や国籍、文化の違いで蔑むことの愚かさを。この女性が取り上げられたことが嬉しいです。ルース・ベイダー・ギンズバーグも出版されたようなので、ぜひ取り寄せたいです。2025/08/01
ないとう
2
子供の図書館付き添いで児童書コーナーで発見。借りてみる。マーティンルーサーキングの物語の一登場人物としてしか知らなかったけど、2005年92歳まで生きていたんだな。1987年には自己開発教育センターも開設しているとのこと。市をあげて差別を肯定すべく裁判で争っていたり、ちょっと前の時代なのに大変ひどい時代だなぁ。その時代の白人にとっては違和感など感じていなかったのかもしれないが、、、。現代の常識がもっと時代が進むと非常識に、ということは今もたくさんあるのかもしれない。2025/02/02
ゆうぴょん
1
中1娘。世界には知らない立派な人々がいるものだとこのシリーズで本当に思う。まだ数十年前のアメリカ。いまだに人種差別がなくなったとは言えない国だけれども、本当に南北戦争後~第二次世界大戦以後も根強く差別が生き残っていたのだなぁ。その中で勇気をもって戦い続けることは並大抵ではなかったと思う。またそれが女性ならなおさら。2024/09/20