内容説明
小さなことへの喜びや楽しみ。それこそが、自分。メアリー・ポピンズの映画に出てくる歌「お砂糖ひとさじで」。そこでは、小さな工夫で日常がどれだけ楽しくなるかが歌われる。ひとさじのお砂糖で、苦い薬も飲めるようになる――そんなふうに気持ちを軽くしてくれる、魔法の呪文のようなエッセイ。お気に入りのアイテムやちょっとした発見、ずっと変わらず好きなこと、新たに好きになったもの、時には疑問や怒りも。あらゆるもので日々は織り成されている。『PHPスペシャル』の好評連載を書籍化。 〈目次より〉●服を買わなくても平気だった ●お茶の時間を取り戻す ●私、参加してる! ●秘密の森に分け入って ●心躍るジャンクフード ●ファンシーに夢中 ●読書は心にいい ●運命のペンとノート ●副反応のシルバニア ●敏感肌の冒険 ●必要なものですんで! ●リップモンスターを探して ●それもまたよし ●タクシーへの怒り ●オックスフォードの晩餐 ●セボンスターとパンとバラ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
147
松田 青子、2作目です。タイトルが、メアリー・ポピンズの映画に出てくる歌の題名だとは思いませんでした。 著者の日常的なエッセイなので、女性向だと思います。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85712-1 2024/09/22
ネギっ子gen
72
【小さな工夫で日常が楽しくなり、自分の好きなもののことを考えれば気分が良くなる】メアリー・ポピンズの「お砂糖ひとさじで」の歌のように、楽しかったり喜びだったりした出来事を集めたエッセイ集。<コロナ禍だったこともあり、自由に動き回れないなかで、小さなことへの喜びと楽しみをいつもよりもさらに必要としていたように思う。小さいことや身の回りのことにこだわるのは、軽く見られたりもするけれど、よくよく考えてみれば、自分自身のあり方が最もはっきり現れるところかもしれない。だから、こだわって、大切にしていきたい>と――⇒2024/08/17
とよぽん
63
久しぶりに松田青子さんの著書を読んだ。装丁が素敵。フェムテックのことが体験を交えて書かれていたのが一番印象に残っている。こどもの人、って初めは意味が分からなかったが、ご自身のお子さんを指しているとは!2024/09/18
えんちゃん
56
『持続可能な…』で男尊女卑の社会悪をキレキレに描いてくれた松田さんのエッセイ。小さな工夫で生活は幸せになる。強い意志とこだわりを持つ日常生活が描かれていて、共感はしないけども自分があって素敵だなぁと思った。息子さんのことを子どもの人って呼んでいて、そこにさり気なさを装いつつも猛烈なこだわりを感じた。2024/09/10
pohcho
55
エッセイ集。BTSに韓国ドラマ、バチェロレッテなどのエンタメ系に始まって、ジャンクフード、クッキー・ドゥ、生理用下着、バスタオル、トートバッグ、文房具、化粧品など 松田さんのありとあらゆる「好き」や「こだわり」が詰まっている一冊だった。知っていることも知らないことも、とても楽しく興味津々で読む。名久井直子さんの装幀もとても素敵。日々の小さな喜びと楽しみ、自分も見つけていきたいなと思う。2024/07/08
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