資本論 経済学批判 第1巻 I

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資本論 経済学批判 第1巻 I

  • ISBN:9784822248789

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内容説明

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日経BPクラシックス 第11弾
世界史を変えた本として『聖書』と並び称される古典中の古典が、ビジネス書を読むようにやさしく読めるようになった。
リーマン・ショックを契機とした世界金融危機、ギリシア、イタリアを襲った国家債務危機の連鎖の最中、われわれは何を
手がかりに物事を判断すればいいのだろうか。
そうだ、あの人がいた! カール・マルクス(1818~1883)。アジア的、古典古代的、封建的、資本制生産様式(資本主義)から
社会主義、共産主義へと発展する歴史的必然(唯物史観)の視点によって、資本主義の内部矛盾を分析した人。
労働価値説、労働力の商品化、利潤率の低下といった学説史的理解はともかく、19世紀半ばに大英博物館に通い、矛盾多き資本主義を
膨大な資料を読み込んで徹底的に考え抜いたマルクスの情熱、これこそ学ぶべきもの。

『資本論』は3巻構成。日経BPクラシックスでは、マルクスの生前の1867年4月に刊行された第1巻を4分冊に分けて刊行する。
第1分冊は、アルチュセールなど名うての『資本論』読みのプロが「最初は飛ばしたほうがいい」とアドバイスしている超難解な価値形態論を説明した第1章を含む。

訳者の中山元さんは独仏英の3ヶ国語に堪能なこともあり、ディーツ社のドイツ語版をベースに、ところによって分かりやすい仏語版を採用してもいる。
編集面では、小見出しや改行、傍点を適宜加え、これまで剰余価値と訳されてきたMehrwertを「増殖価値」と改訳している。
ともあれ、1920年に出た高畠素之の初訳以降の『資本論』翻訳史上に画期となる作品。

目次

第1部 資本の生産過程(商品と貨幣(商品;交換過程;貨幣または商品の流通)
貨幣の資本への変容(貨幣の資本への変容))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

41
貨幣は量的な制限がある一方、質的な制限がないために貨幣の所有への欲望は際限のないものになります。本来であれば貨幣は商品と商品との交換を媒介するという手段でしか無かったのですが、全ての物の価値を規定することができるという一般的等価物の性質を利用して自己目的化したのです。手段が目的として追求されるという、不自然な状態こそが資本主義社会においては通常なのです。そのために、G→W→G’という貨幣を得るために、商品を売るために買うという本末転倒な形式が蔓延することになりました。2023/09/20

koke

10
マルクスの言うことは、自分が19世紀のヨーロッパにいると思えばよく分かる。だが21世紀の日本に当てはめようとすると、二つの点で分かりづらい。第一に、労働環境が大きく違うこと。特に工場労働をサービス労働に置き換えて想像するのが面倒。第二に、貨幣を常に金(きん)と結びつけている論じていること。不換紙幣しか知らないので、貨幣にとって貴金属との関係がそれほど重要なのか疑問が残った。「武器としての資本論」を使いこなせるようになりたいので、是非そのあたり専門家の解説を聞きたい。ちなみに訳は大変読みやすかった。2022/08/12

yuui02

3
面白い。訳もわかりやすいです。経済とはメタモルフォーゼである。商品が貨幣になりまた商品へと変わる。商品に価値をあたえているのは人間の労働である。あと流通により価値が増えることはない。増殖価値は労働により生まれる。労働により生まれる価値は労働者が自分を再生するために必要な部分と、資本家に搾取される増殖価値の部分にわかれる。2020/04/16

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

2
ロバート・ハイルブローナーが、マルクスに関する最適な入門書は『資本論』だと言うので、取り敢えず一番読みやすいであろう中山元訳で読む。随分前にデヴィット・ハ-ヴェイを読んでいた事も手伝ってか、なにコレすごく面白い。デカルトの『省察』を推理小説の傑作と言った人がいたけれど、まるでスリリングな劇の脚本を読んでいるよう。『資本論』第一巻を四幕構成(分冊)で演じる本作品。第一幕の主題は「モノの価値とは何か?」。主役が「商品」から「貨幣」へとまさかの交代(「W‐G‐W」→「G‐W‐G’」)を遂げたところで幕が閉じる。2016/11/07

タカオ

2
一番読みやすそうな資本論ということで、本書を購入。正直な話、難解な言い回しでよくわからない箇所も多々あったが、『高校生からわかる「資本論」』で大枠をつかんでいたということもあり、それなりには読めたのではないかと思う。さて、この本は『資本論』第1巻の、4分冊のうちの1冊目。まだあと3冊残っている。読み進めるのに根気のいる分量だが、有名な古典なので、できることなら読み切ってみたい。2014/12/22

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