内容説明
チャンネル登録58万人超!大人気YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」書籍化。「印象派の心の兄貴、破天荒すぎるクールベ先輩」「印象派の異端児ドガの隠しきれなかったヤバい性癖」「気持ちが強すぎて歪んでしまったゴッホの絵と人生」など18人を徹底解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
170
山田 五郎は、新作中心に読んでいる作家です。YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」書籍化、面白おかしくエロく印象派を学べる本でした。しかし山田五郎とアシ(スタント)とが、ずっと対話しながら進行すると思いませんでした(笑) https://www.diamond.co.jp/book/9784478116852.html https://www.youtube.com/watch?v=5iYgxYxxNlA2024/07/03
trazom
113
作品とその歴史的背景と人物との関係を、分かりやすく紡いで、とても楽しく印象派を辿ることができる。印象派の先駆としてターナーを高く評価するのも納得だし、印象派の中でのドガ派とモネ派との確執や点描に対する評価など、画家たちの人間関係を浮き彫りにして講釈師のように語る山田さんには畏れ入る。週刊誌を読むような密やかなゴシップも豊富だが、中野京子先生が「週刊朝日」なら、山田五郎さんは「アサヒ芸能」だからストレートで面白い。硬軟取り混ぜながらも、美術の本質を外さない解説は、正に「めちゃくちゃわかるよ!」。楽しかった。2024/10/03
アキ
99
山田五郎のオトナの教養講座を視聴していたので、内容に新しさは感じなかったけど、こうして通して印象派に関わる画家の人生を見ていくと、西洋絵画における大きな転換点であったことがよくわかります。モネの印象・日の出は、1870年普仏戦争でイギリスに避難した際にターナーの絵を見たことが影響を及ぼしたことや、29歳で普仏戦争で戦死したバジールがいなかったら1874年の印象派展もなかっただろうといった細やかな視点がやっぱりいいです。ターナーからゴッホまで18人の画家を取り上げていますが、ゴーガンの章が特に良かったです。2024/07/06
つーこ
30
時代背景や絵画の歴史、画家同士の相関図などなどとても分かりやすく説明されていた。youtube番組動画を活字にしたとのことで、アシスタントとの会話形式だったので、いらない情報などもあったけど。2025/01/03
maxseki
16
印象派とそれに連なる画家たち18人を紹介した本。かなり分厚いのだが、写真が多いうえ対談形式で読みやすく、1日1画家みたいなペースで読んでいったら無理なく楽しめた。作品紹介はもちろん、その人となりも面白おかしく書かれており、わかりやすいだけでなく画家たちへの親近感まで湧いてくる良本。印象派の入門用としてピッタリだった。2025/07/22