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内容説明
食材は使いきる。あるもので作る。ごみを出さない。
1年2か月にわたって30人分の食事を作り続けた調理隊員の、喜びと驚きにあふれるエッセイ
産後は仕事を離れていた女性料理人が、一念発起して南極調理隊員に挑戦!
1年分以上の食料をどう発注して、どう使いきるのか。
一切ごみを捨てられない環境でどんな料理を作るのか。
制限された環境だからこそ生まれる暮らしの工夫や愉しみ方をつづります。
物価高や戦争、環境問題など、モノに囲まれた生活に危機感が迫るいまの時代。
遠い南極での暮らしが、本当に必要なことを気付かせてくれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
81
「南極ではたらく」を読んでいたので、いい振り返りになった。それにしても、どの写真も、とても美味しそう・・実際、とても美味しいに違いない。かなりの制約のある生活における食事の意義は、想像すらできなくらい大きいと思う。これまでの蓄積があるとはいえ、1年分の食材の調達とは・・どんな世界だろう。いかに、食材を使い切るのかという努力とスキルが素晴らしい。まさに知恵の結晶だ。2023/06/02
ぶんこ
53
南極での料理人としては西村さんの本を2冊読んでいましたが、女性料理人の本は初めて。とても面白かったです。まずゴミ問題が印象的で、汁を流すとゴミになるので流さない知恵を働かす。ゴミの分別や、そもそもゴミを出さない工夫が目から鱗。ペットボトルの烏龍茶は茶葉で淹れる。またゴミ処理担当者がたった一人というのには驚きでした。休日はあるのでしょうか。思わず検索したら大学院卒の男性が環境担当として従事。歯磨き時のうがい水もゴミとなるので飲み込む!帰国後、街中の音の洪水に苦しむには共感。冷凍野菜の活用法も参考になる。2023/04/05
kawa
34
「人は環境の子」好きな座右の言葉。自分の行動や意識を変えたい貴方に本書はお手本となるだろう。「南極廃人」と称されるほどの強烈な体験でなくてもヒントはつかめる。1年以上食材補給が不可能な南極生活。新鮮食材が尽きた後の一番のご馳走は「キャベツのせん切りと卵かけご飯」だそうな。近所のスーパーで数十円で手に入れられる。しかし、環境が違えば至福の食事。(図書館新刊書コーナーで目に留まり)2023/03/11
kanki
32
方向指示板「東京まで14000km」。生野菜不足だからキャベツ千切りがご馳走。うがい水は飲み込む。ゴミを出さない。面白かった 2024/04/02
いちろく
30
第57次南極地域観測隊に料理人として参加した著者による、現地でのお仕事&暮らしのエッセイ。正直に書くと、同著者による他の出版社で刊行された同テーマの内容の本もあったからか、既視感も多かった。それでも、カラー写真に丁寧で分かりやすいイラストも豊富で、南極生活の一端に触れられた感覚もあり、読んでいて楽しい。感情の喜怒哀楽に関しても素直に書かれている方なので、内容の好みが分かれそうだが私は好きだった。2023/04/02
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