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内容説明
「紅麹コレステヘルプ」の健康被害が報道された。コレステロール値を下げないと、動脈硬化、脳卒中を招くと医者に脅かされる患者も多いが、正常値まで下げることで本当に健康になれるのだろうか? 本書ではコレステロール値は高めのほうが、元気で長生きし、健康寿命も伸びるという驚きのデータが明らかにされる。「コレステロールが十分にあると血管が丈夫になる」「コレステロールを下げるとがんやうつになりやすい」「悪玉コレステロールは〝悪玉〟じゃない」。人生中盤から楽しく健やかに生きるために必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モトラッド
34
【医療関連本のため敢えて星は付けず】とても興味深く読んだ。コレステロールの知識を増やす事が出来た。私の通う内科主治医院は、1年毎位に医師が入れ替わり、その中の(次月辞める)医師から「悪玉コレステロールの値が基準値より少々高いから、再度血液検査して変化なければ、コレステロール(と中性脂肪)を下げる薬を飲みましょう」と言われた。個人差を考慮せず患者に指示するこの様な事が、如何に危険かが良く分かった。加えて、日本にありがちな食事に対する偏り、食べ物の一側面を強調するコマーシャリズムも、大問題である事が分かった。2024/07/09
shincha
34
和田先生の著書は何冊目だろう?高齢の両親がいて自分も高齢者の入り口に立ち、高齢者医療に携わってきた和田秀樹氏の本は、とても勉強になる。会社の健康診断でコレステロール値が高く、主治医に予防の意味の含めてこの薬をのみなさい…と言われて摂取しだした薬。○○○○スタチン。体がだるく、両太ももの後ろが痛くなり、駅の階段を上るのもしんどい。1か月後、血液検査…劇的にコレステロールの値は低下、だけど、ドライバーの飛距離は落ちるし…自分の体のことは最終的な決断は自分でするしかないよね。この薬はやめておこう。2024/07/03
鹿ノ子
5
健診の数値が正常であることにばかりにこだわるのではなく、免疫力を上げて、健康で楽しい毎日を送ることが大切なのだとわかった。色々と、勉強になりました。2025/04/10
Shinjuro Ogino
4
数か月前にLDLコレステロールが高いので下げろと言われた。私は、2-30年来LDLは高いが、HDLも高いので心配ないと言われてきたと反論。医者はその通りだが、超音波で頸動脈に血栓が見つかったので対応が必要という。結局大病院に行ってMRIを撮った。確かに左頸動脈の断面6割ぐらいが血栓?で塞がっている。手術の選択肢もあるが当面薬服用で半年に1回超音波検査となった。この本は一般的に、今の日本人は低栄養状態だから、特に高齢者は気にせずどんどん食べることが必要と説く。お勧めのメニューがラーメン+餃子と煮卵なので驚く2024/09/17
クロ
3
Audibleにて。コレステロールに対する考え方として、とても勉強になった。コレステロールは悪いものという考えは洗脳に近いかもしれない。「悪玉」コレステロールという名前も合ってないようだ。歳をとってからも積極的に肉を食べよう。2025/02/07