内容説明
落合陽一、大推薦!
人類は知識をどう受け渡してきたのか…歴史を見直し、AIと共に生きる未来のシナリオを考える。
「知の巨人」による予言の書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
116
私は、社会で最も大切なのは「教育」だと思う。教育の人類史を辿る本書は、タイトルに偽りなしの壮大な一冊である。一神教が教育を支配した中世から印刷技術の発達により知識が拡大した近世、そして、経済と教育の関連性が明らかになる現代へと教育の位置づけが変化する。また、エリート教育・大衆教育など、各国毎に教育方針が異なるという地域特性もよく分かった(日本に関する言及が少ないのは残念だが…)。自由七科に代わる「新たな四科」として、科学・倫理学・芸術・生態学の四つが提案されているのは、如何にもアタリさんらしいと感じる。2024/08/04
てら
11
淡々としている。悪い意味ではない。教育の起源を世界規模で話そうと思ったらこうなるのだなぁという感じである。日本について書かれた項は少ない。黒船に対して屈辱的な敗北と書かれているのは、あまりぱっとしない表現であったが、世界からみたらそんなものなのかもしれない。しかし、後半の未来予想については、知の巨人である作者のなせる技である。SFめいてはいるが、もうそこまで来ている未来なのかもしれない。本書の始まりから広がった材料を、未来に向けてガッと収束していく読書体験はこの本くらいでしか体験できないのかもしれない。2025/03/16
マヌタ
1
まずは端的に各国個別の教育の歴史が追えた。本書ではそもそも未来の教育のあり方を知りたかったが、あくまでも予測しえる人口動態からの視点での提言に過ぎず、あとはテクノロジーによる教育の変革というどこかありふれたものだった。 ただ予測できる人口動態から、新興国で教員が不足するというのはたしかで、そこの知識の伝達がどこまでテクノロジーが担えるのかという点は興味深かった。2025/04/01
好転する兎
1
★★★★★ 快著!奇著! 人類の教育についてイチから掘り起こして描く。近代の「教室」が、実は歴史上は特殊な教育形態であることや、未来の教育事情の予測など傾聴に足る内容。ただしものすごく分厚いのでつまみ読。2024/08/29
Shinsuke Mutsukura
0
コイツの本の特徴は、最初と最後にきれいごと並べて、さぞ、皆さん平和にみたいな感じだが、中身にコイツらディープステートの本性が隠されてるのよ。 超富裕層と中間層と貧困層にわけねぇと搾取ができなぇからなんだが、最後の理想論も生きて行けなきゃ(飯が食えなきゃ)教育なんてできねぇんだよ。 人小バカにするのもいい加減にしやがれって感じですね。 イーロン・マスクがやろうとしてることも結果ソレ以上にヤバいのかもしれませんが。。。 しかし、コイツらよく勉強してるよ。そこだけはマジで感心するわ。2025/04/18