ドキュメント 『沖縄戦の図』全14部 - 丸木位里と丸木俊が描いた〈いのち〉の叙事詩

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ドキュメント 『沖縄戦の図』全14部 - 丸木位里と丸木俊が描いた〈いのち〉の叙事詩

  • 著者名:河邑厚徳
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 岩波書店(2024/06発売)
  • 光る紫陽花!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/7)
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  • ISBN:9784000616423

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内容説明

沖縄戦が教えた真理「命どぅ宝」に魂が震えた丸木夫妻.それを絵に描きたい.「人間といのち」への深い鎮魂と洞察の軌跡をたどる物語.平和・協同ジヤーナリスト基金賞大賞,『キネマ旬報』日本映画ベスト3位に輝いた評判の映画を活字化.画家夫妻が未来へ残そうとした渾身の“ルポルタージュ絵画”は,どのように生まれたのか.

目次

まえがき
序章 『沖縄戦の図』との出会い
I 久米島
第一章 久米島の虐殺(1)(2)
最初の二枚は終戦後の島民の虐殺から始まった
第二章 亀甲墓/自然壕(ガマ)
墓で眠っていた先祖まで業火に焼かれた
闇の中でともったろうそくの炎
第三章 喜屋武岬/集団自決
少女たちの願い
沖縄戦は島民の「集団自決」から始まった
II 佐敷
第四章 佐敷で描き上げた[八連作]
最初のアトリエ
本島最南部で描きはじめる
第五章 暁の実弾射撃/ひめゆりの塔
沖縄では戦争は終わっていなかった
終わりなき基地反対闘争
火炎瓶事件のスクープ写真
地表に出てきた少女たち
III 首里
第六章 首里で描いた三作品
アトリエを琉球の古都の丘に移す
画面いっぱいに聞こえる死者のポリフォニー
手を下さない虐殺
天から地へと降りると
描きこまれた自画像
別章 奇跡の美術館
アートの力
どうしたら多くの人に見せられるか
佐喜眞美術館という小さな奇跡
第七章 ガマ/きゃん岬
“ルポルタージュ絵画”の真実
やられる側の人の姿は美しく描きたい
沖縄戦最後の舞台
根こそぎ動員された少年少女の最期
ぜったいおとさないように なくさないように
IV 読谷
第八章 [読谷三部作]チビチリガマ/シムクガマ
長い沈黙をやぶって
島民と共同制作
母子像は何を語るのか
二人のハワイ移民の説得
流れ流れて
第九章 残波大獅子
仕上げは戦後の読谷の人々と
琉球の芸能と文化に希望を託す
見つめる戦争犠牲者
絵が完成して読谷村で起きたこと
おわりに
主な引用・参考文献
図版一覧
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

40
新刊コーナーより。原爆図が有名な丸木夫妻だが、彼らはシリーズで「戦争」を描き続けた。夫妻の作品のひとつ・沖縄戦の図をテーマにした映画を作った監督(元NHKドキュメンタリー制作班)によるこの本は、彼が感じた思いと取材内容が巧みに構成されていて、臨場感があった。不満はカラーがもっとあればよかったかな…ぐらい。私も墨田区出身の夫とともにここに住まなければ、空襲をテーマにした作品は作らなかっただろう。継続の力に圧倒された。…国連に寄贈すべき作品だと思う。2024/08/24

チェアー

5
一番身近な人々が互いに殺し合う場面を想像しよう。そんなことがわずか80年前に沖縄で行われた。その責任はだれも取っていない。それは殺し続けているのと同じことだ。丸木夫妻の絵は鎮魂のための絵ではない。いまなお渦巻く怨嗟と、それを解き放つことができない私たちのための絵だ。 2024/09/02

kitakama633

1
我々は、「戦争にならないこと」と、「戦争になっても負けないこと」と、どちらを優先しているのだろうか。2025/12/18

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