内容説明
「はっきり言うが、これは殺人事件だよ」
伝説の取調官、覚悟の告発手記
「週刊文春」の衝撃スクープがついに一冊に!
捜査一課で多くの殺人犯と対峙してきた“伝説の落とし屋”の異名をとる名物刑事が語った「警察の不都合な真実」と「捜査のいろは」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
90
2023年7月、木原誠二官房副長官(当時)の妻・X子さんの元夫“未解決怪死事件”(2006年発生)をめぐり、1人の元刑事が実名告発をした。警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係・元警部補の佐藤誠氏が著者。「はっきり言うが、これは殺人事件だよ! 当時から我々はホシ(容疑者)を挙げるために全力で捜査に当たってきた。ところが、志半ばで中断させられたんだ」そんな佐藤氏が木原事件への思いを語る。後半はご自身の刑事の原点となった事件や取り調べの真相、テクニック等を明かす。告発だけで1冊と思ってたが表紙に俺の捜査秘録の文字が。2024/09/11
読特
35
元夫が不審死した事件の再捜査。関与が疑われる自民党大物議員の妻。どこから力が働いたかはわからない。捜査は中止となる。「事件性がない」との警察庁長官の発言。検察庁が立件票を交付する事案。警察側に判断の権限はない。告発する元刑事。「組織のトップは何もわかっていない。俺がイロハを教えてやる」。…派出所に始まり、警視庁の捜査官に抜擢され、数々の難事件で自白を引き出す。大切なのは共感的な理解。「ポライト状態」に持っていくこと。…殺人事件をもみ消すような地位を得るより、職人技を極めて正義を追求できる人生の方がいい。2025/08/12
ミノムシlove
14
腹が立って腹が立って怒りの持って行き場がない。なにが「事件性はない。自殺です。」だ!簡単に言うな。15年ほど前に【臨場】というテレビドラマがあった(原作は横山秀夫氏)。「根こそぎ拾ってやれ。仏さんは何も言えないんだから。」をモットーに死者の声を代弁するかのような検死官の話だった。現場知らずのお勉強だけがんばってきた人が上に立つ組織は腐っている。ほとんどの現場の警察官は日夜、罪を憎み被害者の無念を晴らそうと頑張っておられると思う。そういう人たちの尽力が報われる組織であって欲しい。2025/05/16
チェアー
6
筆者の言っていることは説得力があると感じる。犯人が誰かについてはもっと捜査しなければならないが、殺人事件であることは確信しているようだ。これだけ捜査情報を暴露しているのに、警察組織からは何も言ってこないのも不思議だ。反論しても「なら事実はどうだ」と聞かれた時に詰まってしまうからだろう。 2024/08/07
ヘタ
5
そもそも大塚署の怠慢がなければ「真実」のたどり着いたはず。ご遺族のことを考えると、怠慢の理由に同情しては絶対にまずいのだが、予算の使い方って大事っすね。我が国の予算ってどうなってんすかね。もっと上手く使えないんすかね。2025/08/24




