内容説明
義母の認知症が八年前に始まり、義父も五年前に脳梗塞で倒れた。結婚以来そりが合わなかった姑と舅だが、「私がやらなければ!」と一念発起。仕事と家事を抱えながら、義父母のケアに奔走する日々が始まった――。しかし、急速に進行する認知症、介護サービスを拒絶する義父に翻弄され、やがて体力と気力は限界に。介護は妻の義務なのか? 夫の出番は? 最初の一歩から悪徳業者との闘いまで、超リアルな介護奮闘記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
111
村井理子さん、よくわかります、すごく共感します!義父母の介護でも実父母でも実際の介護は大変。この本を読んで村井さんそこまで言わなくてもって思った方々、現実はこうなのです。ここまで言わないと身が持たないのです。期限がわからない悶々とした日々、睡眠もとれず…自分の方が先に逝くかも、でもこの人(たち)を置いて行くわけにはいかないないなど様々な過去が甦る。でも過ぎた日々が今となっては懐かしい。村井さん、そんな日をいつか迎えられるようになりますよ。2025/07/12
nonpono
98
著者は1970年生まれ。きちんとしていたおかあさんの異変から始まる物語。認知症の物盗られ妄想、「誰かがわたしのものを隠した」、またそこからくる何でも集め保管する行為は、ゴミ屋敷化につながっていくのか。そして認知症の嫉妬妄想、「女が家にいる」、おとうさんの男性看護師への嫉妬。レビー小体型認知症からくる幻覚や幻聴への戸惑い。著者の今の介護サービスなら仕事はできるという思い、旦那の親は他人という意識がせめぎ合うがいかに。現実は様々な事件が起こり一筋縄ではいかない。子供である旦那の介護への参加がポイントなのかな。2024/10/22
どんぐり
92
脳梗塞後の義父と認知症のある義母を介護する翻訳家のエッセイ。別所帯とはいえ、現在進行形で認知症が悪化していく義母に、翻訳の仕事をしながら手を取られ心穏やかに過ごすことができるのか。そこはそこ、すべてをネタに書いてしまうのが、村井さんらしい。義父にかかってきた電話を愛人と勘違いし、嫁との浮気を疑ってしまう義母。一方、義父は義母のケアマネ担当となった男性看護師に嫉妬してしまう。年齢を重ねても変わらない男女の仲。高齢者を狙った、ポストに投げ込まれたチラシやマグネットから騙されてしまう悪徳業者との闘いもある。→2024/11/07
ゆみねこ
80
何冊か村井さんの著作は読んでいて、義理のご両親との関係は知っていた。あのしっかり者のお義母さんが認知症になり、お義父さんは脳梗塞で後遺症が…。車で30分の距離に住まう著者がケアマネとの連絡にあたり、何かことがあれば駆けつける。義母の認知症はレビー小体型、義父は頑固で扱いにくい。文章が平易でユーモアも織り込まれているので、辛く大変な介護の現実がサクサクと読める。感想としては、ダンナさんがもっと早い時期から関わってほしいなと。2024/12/08
ネギっ子gen
79
【義父母との関係は良好でなく山あり谷あり。私の人生に関与し続ける二人を拒絶していた私に、一人の人間として二人に向き合う時期が来た】義母が認知症(それもレビー小体型認知症)となって、義父も脳梗塞で倒れ、仕事と家事を抱えての介護がスタートするも、体力と気力は限界に――。<私が介護を続ける理由は、自分の中ではとても明確だ。私はすべてを見届けたい/義理の両親に対する愛情から湧き出る気持というよりは、誰かの人生を最後までしっかりと見届けた先にあるものが何かを確かめたいという使命感と好奇心が入り交じった感情だ>と。⇒2025/02/21
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