内容説明
「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。全六章を読む順番で、世界が変わる。あなた自身がつくる720通りの物語。すべての始まりは何だったのか? 結末はいったいどこにあるのか?――道尾秀介が「一冊の本」の概念を変える!
目次
名のない毒液と花
落ちない魔球と鳥
笑わない少女の死
飛べない雄蜂の嘘
消えない硝子の星
眠らない刑事と犬
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
292
6!。知らない前には戻れないのよ。道尾さんに依る、実験的な6つの短篇。全ての話を、別の話も知らないまま先ずは読めたら良いのにね。そしてその後、それぞれの短篇を読み返す事が出来たらな〜。登場人物、エピソードが別話に潜り込んでいる事は想像に難く無い。前半は謎のエピソードを残すままですが、読み進めるうちに「あの人か」とか「ここに繋がるのか」とかが見えてくるのね。ただ毒が薬になったり、またはその逆等、ストーリーが反転する迄は無い様に思ったけど、印象変わるのでしょうか。あと719回読むし。【犬→花→死→星→嘘→鳥】2024/06/28
ピース
179
6章からなる物語だが順番はどこから始めてもいいというこれまで聞いたことのないアイデアだった。とりあえず最初から順番に読んだけど確かに順番が違えば印象は変わった。それでも内容が分からなくなるということがないというのは驚いた。アイルランドの話が印象に残った。2024/08/08
遥かなる想い
105
章ごとに上下が逆転して印刷された六つの物語である。 どの章から読むのかは自由らしいが、冒頭の本書の 読み方に従い、読んでみる。 著者らしい 人間の哀しみをモティーフにした作品が 続くのだが… タイトルの「N」に込められた意味は何なのだろうか? 読む人により 色が変わる短編集を目指したらしいが、 私には普通の短編集だった。2025/08/02
鍵ちゃん
88
「本書は6つの章で構成されていますが、読む順番は自由です。始めに、それぞれの章の冒頭部分だけが書かれています。読みたいと思った章を選び、そのページに移動してください。物語の形は720通り。自分だけの物語を体験してください亅。一つ一つがかなり引き込まれる話だが、その話が少し繋がっている。最初は読み方に戸惑いを感じるが、それが面白く、より分かりやすく構成されている。表紙と中身の構成が同じに作り上げられているという、本を超えている作りが凄い。「笑わない少女の死亅が良かった。2025/03/16
セシルの夕陽@喪中です
76
やっぱり天才⭐️ 素晴らしい⭐️ 6話どの章から読み始めるか、読者が決める。読む順番で見える景色と味わいや謎が変わるという本書。あまのじゃく気味の私はもちろん最初からは読まなかった。全て共通ポイントは、①『つ』の字に似た湾の港町・②雲の隙間から海に射す『天使のはしご』が5つ光の花を作る・③9月のシルバーウィーク。喪失感と、美しい文章と、読者なりの結末。再読は時系列順で読んでみようかと。【花シリーズ3】2024/07/20
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