内容説明
「幕間(まくあい)」とは、芝居などで第1幕が終わり、次の第2幕までの間に役者が着替え、化粧を整えている時間のことを言う。観客が談笑したり、休憩したりしている間に、役者はこれまでの役から次の役に向けて準備をしている。
定年退職前の1~2年間、がん治療などで休職・療養を余儀なくされた人の治療期間、親や配偶者を亡くした後の悲嘆(グリーフ)の期間、親を介護している期間を、本書では「幕間」ととらえる。
「幕間の心理学」では、これらの人生の転換期をどのように過ごし、どのように人生の第2幕に向かっていけばよいのかを考える貴重な時間と説いている。
人生100年時代が現実になる中、折り返し地点に立つ中高年に、新しい役割や働き方、アイデンティティのあり方を考えてもらうための1冊。
がんや認知症、定年退職というこれまでは「人生の危機」とされてきたライフイベントを捉え直すための1冊。
著者は、サイコオンコロジー(精神腫瘍学)というがん患者のメンタルケアの第一人者であり、長く患者の人生の伴走をしてきた精神科医。後半生に向けたライフシフトを精神科医が支えます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
1
人生において、ずっと順風満帆ということはあり得ない。大切な人との別れもあるかもしれないし、会社が変わるということもあるかもしれない。また、病気になってしまいプランが崩れるということだって起こり得る。そのような場合に、自分の人生とどう向き合うのか。急に問題に直面するとなかなか解決策というのは見えてこないため焦ってしまうのは仕方ない。そうならないようにするためにも、万が一ということを心のどこかで考え、対策を決めておくことも有効な手段となるだろう。2024/12/03
Go Extreme
1
人生何回かの幕間あり→どう過ごし人生をどう修正 伊能忠敬・第二の人生 教育→仕事→引退⇒マルチステージ 仕事ステージ:エクスプローラー インディペンデント・プロデューサー ポートフォリオ・ワーカー 無形の資産=生産性・活力・変身資産 メランコリー親和型性格・執着気質 対象喪失 サイコオンコロジーでの心の治療 グリーフワーク:身体的・生理的・心理的症状 悲嘆プロセスー心の麻痺⇒切望⇒混乱と絶望⇒回復 祈りや瞑想 瞑想法ー集中・観察法 情緒的・手段的・情報的ソーシャルサポート2024/08/29
-
- 電子書籍
- 2023年度版 よくわかる社労士 合格…
-
- 電子書籍
- デザート 2019年11月号 [201…
-
- 電子書籍
- 新・箱根駅伝 5区短縮で変わる勢力図 …
-
- 電子書籍
- 日本の神々13 南西諸島
-
- 電子書籍
- 極道の食卓 獄中編 2 プレイコミック…