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内容説明
無一文から2兆円企業へ――ドン・キホーテを成功に導いた「運」の極意
三十四期連続で増収増益を成し遂げ、売上二兆円のドン・キホーテ。
無一文から日本を代表する創業経営者へ――そんな大成功の裏には「運」の存在があった。
私は「運任せ」という言葉が嫌いだ。自らの運をコントロールし、人生を切り拓け。
生涯をかけて学んだ、人生とビジネスにおける「勝利の法則」を惜しみなく伝授する!
●「はじめに」より
今でも私は自分の身の上話をすると、多くの人から、「安田さんは本当に運が強いですね」などとよく言われる。だが、私自身は特別に運が強いわけではない。災難を招いた「不運」を、「幸運」に変える力が強いのだ。
私は、人によって運の総量そのものに大差はないと考えている。現実を見れば、明らかに運のいい人とそうでない人はいるだろう。しかし、それは与えられた運をどう使ったかという違いに過ぎない。すなわち、運のいい人とは「運を使い切れる人」であり、運の悪い人は「運を使い切れない人」あるいは「使いこなせない人」だと言える。
詳しくは本文で説明するが、運を良くする行為、悪くする行為は必ずある。例えば、不運の時の悪あがき(第二章)や、他罰的な言動(第四章)は、運を著しく落とす要因となる。
つまり、運は自分自身でコントロール可能なものなのだ。
「人生の指南書として、常に傍に置いておきたい」(北尾吉孝・SBIホールディングス会長兼社長)
「あなたは『主語の転換』できますか?」(テリー伊藤)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
inami
46
★3.5 まず驚いた事、失われた三十年と言われる日本経済は、長期間の不景気が続いたが、なんと「ドン・キホーテ(現PP IH)」は、創業時から34期連続増収増益なのだ。これは上場企業の中で1社だけ、年商も2兆円を超える。これはまさに奇跡だわ。創業者の著者が「運」についていろいろと思いを述べているが、運はコントロール可能で「攻め、挑戦、楽観主義」が重要とのこと。主語の転換(相手の立場になって考えること)や「徹底した現場への権限委譲」、「人格に勝る能力はない(人と人の関係構築)」など・・が経営のポイントのようだ2024/08/19
もちもちかめ
27
ドンキで一緒に働きたくなる本。単純な読者ですみません。運が良かっただけですよーとか言う謙遜の陰には、不運のときは見をして最小化し、運が来たと思ったら最大化するために攻めてきた、と思ってる。商売は正直に。他人のせいにするやつはダメ絶対。巻末の社是が素晴らしいので、書き写そうかと思ってます。でも実際のドンキは苦手であんまり利用しないんですけども。買いたい物はあっても、そのとき要るものがない。靴下だけ買いに行こう、ができない。探せないから笑2025/01/18
sasara
18
34期連続増収増益ドンキはセブン、イオン小売3強と呼ばれるまでに成長。無一文から2兆円企業への成功は自ら開く運と徹底した現場への権限移譲らしい。今後の課題は若い息子への経営移譲か?2024/12/19
templecity
13
ドン・キホーテ創業者の著。成功しているときは攻めて、但し守ること、リスクを想定することは怠らない。創業以来、右肩上がりの成長を遂げて4兆円企業となっている。アルバイト・派遣社員をメートと呼んでいる。現場の仕入れ、展示、ポップはメート個々に任せている。時にはコンテストで競わせたりしている。ディズニーランドスタッフが、ディズニーランドに愛着を持っているように、従業員・メートはドン・キホーテに愛着を持って仕事をしている。上司は愛情を持って社員を育てていて、罵倒したりはしない。 2025/02/01
愛
13
「自分のことだけを考えてちゃいけない」「従業員たちに『幸せになってもらいたい』」が胸に響きました。経営者が従業員の幸せを願ってくれているからこそ伸びるのでしょうね。自分のことだけを考えてる人は、カッコ悪いと思うようになりました2024/12/12