有と無 - 見え方の違いで対立する二つの世界観

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

有と無 - 見え方の違いで対立する二つの世界観

  • 著者名:細谷功【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 株式会社dZERO(2024/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784907623715

ファイル: /

内容説明

『具体と抽象』から10年。満を持して、シリーズ第4弾刊行!

「ある型」の思考回路は、「あるもの」に目を向ける。

「ない型」の思考回路は、「ないもの」も視野に入れる。

その両者の圧倒的ギャップが世の中を動かしている。

そのメカニズムとは?


私たちの「ものの見方」には、突き詰めれば大きく二つのタイプ、すなわち「ある型」思考と「ない型」思考がある。この両者間の「ギャップや認知の歪み」が世界を動かしている……と著者は説きます。

本書では、「世の中そう簡単に二択で表現できるものではない」という疑問にも丁寧に答えながら、「二つの思考回路」が織りなすギャップや衝突のメカニズムをひも解きます。そこからは、私たちが世の中の事象に対して抱くモヤモヤ感を晴らすヒントが見えてきます。

【著者】
細谷功
著述家、ビジネスコンサルタント。1964年、神奈川県に生まれる。東京大学工学部を卒業後、東芝を経てビジネスコンサルティングの世界へ。アーンスト&ヤング、キャップジェミニ、クニエなどの米仏日系コンサルティング会社を経て独立。問題解決や思考に関する講演やセミナーを企業や各種団体、大学に対して行っている。
著書に、『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』(以上、東洋経済新報社)、『メタ思考トレーニング』(PHPビジネス新書)、『具体と抽象』『「無理」の構造』『自己矛盾劇場』(以上、dZERO)などがある。

目次

序 章 歪みとギャップが世の中を動かしている
第1章 「答えがある」と「答えがない」
第2章 問題解決と問題発見
第3章 カイゼンとイノベーション
第4章 レッドオーシャンとブルーオーシャン
第5章 具体と抽象
第6章 魚と釣り方
第7章 自分と他人
第8章 「同じ」と「違う」
第9章 安定と変化
第10章 守りと攻め
第11章 受動と能動
第12章 ツッコミとボケ
第13章 常識と非常識
第14章 内と外
第15章 閉と開
第16章 部分と全体
第17章 既知と未知
終 章 「無の境地」とは何か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

19
無限>有限、外>内、開>閉、全体>部分、抽象>具体、答えがない>答えがある、問題発見>問題解決、イノベーション>カイゼン、ブルーオーシャン>レッドオーシャン、相違>同質、変化>安定、攻め>守り、能動>受動、ボケ>ツッコミ、非常識>常識、未知>既知...。有るもの、見えるものばかりに注目するのではなく、無いもの、見えないものに目を向けることも重要。そこには無限の可能性が広がっている。現代のような時代の変わり目や、現状に行き詰まっているときなどにおいては、常識や制約にとらわれない発想が必要。2024/12/23

こうの

4
有りと無しという2軸に当てはめて思考を模索。無しから有りへの不可逆性はなるほどなという視点。この2軸のそれぞれの対立や噛み合わなさの説明が納得できた。 色んな対立する概念をこの2軸に当てはめて思考していくが後半にかけてより重要なファクターを取扱っていく 。開と閉の構造の解説は重要であり面白かった。2025/02/23

織川 希

4
★★☆☆☆ 思考を思考する本。本書は「ある」と「ない」を比較しながら、その思考回路の違いを説明する。ある型の人は大多数の人が持っている「あるもの」に目を向け、ない型の人は少数の人が持っている「ないもの」にまで視野に入れるのだそう。ない型の人はメタ思考をするがある型の人はそれをしないために、様々なギャップが生まれているとのこと。本書冒頭部分は確かにある程度納得しながら読み進めることができたものの、章が進むごとに何が言いたいのかどんどん分からなくなってしまった。最終的な感想は「ふーん」という程度で残念。2025/01/02

ちーくん

4
細谷功さんの本は、「とても重要なことを分かりやすく表現してくれている感」がたまらないです!(笑)特に最初の例が分かりやすく、「家にあるもの」「家にないもの」これらをリストアップすると、母数としては後者の方が多いにも関わらず、前者の方がなぜか簡単。それは、「あるもの」は具体的でわかりやすく、考えやすいから。でも、本当は、「ないもの」の存在を認め、しっかり考えられる能力が、人生をうまく生き抜くコツなんだと思います。いわゆる「器が大きい人」というのも、これに当てはまると感じました。2025/01/01

のせなーだ

3
新鮮な子供たちに習慣づける受動的教育システムの有害さ。教室で毎日、正解のある問題を与えられる同じ世界の思考回路。狭い空間で常識の範囲でしか世界を見ない主観の強さ偏見があることにに気づかない、部分で考えて「感じ方生き方が変わる」という「ものの見方」を知らないまま年を取る。自分の世界にない相手の価値観を切り捨てる自由度の低い「同じ」既成概念という共同幻想は三つ子の魂百まで?こんな学校へ行きたくないという子供の理由は多様だな。ある型思考の家庭と学校以外の外の世界を広い視野を子供に。ゼロ、一次元世界の住人の願い。2024/12/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22004013
  • ご注意事項

最近チェックした商品