内容説明
奥多摩の山奥で遭難しかけた高校生の葛白香澄と幼馴染の朝比奈夜月は、密室ミステリー作家一族の五男・物柿カマンベールに導かれ、巨大鍾乳洞内部にある、白い直方体の建物が並んだ奇妙な村「八つ箱村」に足を踏み入れた。クローズド・サークルと化した村で発生する連続密室殺人事件の謎に葛白たちが挑む! 『このミステリーがすごい!』大賞作家による前代未聞、唯一無二の本格ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
86
読んでる最中「リアリティなんてくそくらえじゃあ!」と言う作者の声が聞こえて来そう。読了後「リアリティなんてくそくらえじゃあ!!」言ってそう。ハイペースで死ぬ密室ミステリ作家達。犯人、動機、トリック、わかるかそんなん。真面目、ありえない、「エグぅっ!北山さんでもやらんでこんなトリック」幅広く。なんじゃこれ。横溝的因習何処行った?な相変わらずの密室大・博・覧・会!この時代狂ってる。行きたくないけど好き。個人的に好きな密室は「四色木箱の密室」と「地下迷路の密室」。やはり◯◯◯◯はこのシリーズにおける高遠・・・!2024/07/18
のりすけ
68
密室まみれ。もうお腹いっぱいでございますと言うほどの密室数。「どういうことだってばよ」「んなあほな」な密室トリックも入ってるけど、そこも含めて善き善きなのです。人体発火現象はこれらの最たるものなのに面白かった。相変わらずキャラが生きてる。それにしてもカマンベールってどんな名前よ…ゴルゴンゾーラよりマシなの?2026/01/02
yukaring
68
今回はなんと鍾乳洞内に作られた奇妙な村・八つ箱村 を舞台に繰り広げられる密室オンパレード。その村には白い直方体の建物が立ち並び、天才密室殺人作家一族・物柿家の人びとが住まう屋敷があるとなればもう密室がらみの事件が起こるのはお約束。しかもかつて村では昭和密室八傑とよばれた推理作家たちが怪死を遂げたという事件もあり「彼らの呪いでは…」という噂が広がる。閉ざされた因習村で起こる怒涛の八連続殺人事件に八つの密室。密室を作る為だけの密室トリックが続々と登場するまさに密室偏愛時代。今回も密室三昧を心ゆくまで楽しめた。2024/10/08
オフィーリア
60
“密室殺人が立証されれば無罪”最強の世界観を有する、密室賛歌に満ちた密室偏愛ミステリ。バラエティ豊かな密室たちは健在ながら、今作はこのイカれた世界観ならではのホワイダニットが最高。密室をこよなく偏愛する作者からの密室カタログギフトのような一冊。2025/03/28
koma-inu
46
密室シリーズ3弾。今回は「八つ箱村」に隔離され、八つ+二つの密室殺人事件に挑む。もうお腹いっぱいというか、負けました。あり得ないトリックに突っ込むのは野暮です、そうなんだ!と受け入れて読むべき怪作。お気に入りは第四の「血染め和室の密室」→うぅ、想像すると痛い痛い・・。と、第九の「◯◯の密室」→ここまで壮大なら良いかな〜と思わせる作者の手腕に脱帽。北山さん物理トリックを3倍くらいハードにした印象。密室愛に溢れたシリーズ、次も楽しみ。あ、ニューネッシーはどうなったんだろう。2025/08/24
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