内容説明
さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。美味しいごはんとあなたの物語がここに!珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
432
原田 ひ香は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は『古本食堂』シリーズ第二弾、連作短編集でした。 以前神保町のプロジェクトがあったので、神保町で頻繁に食事をしていましたが、訪れたことがある「天ぷらいもや」&「メナムのほとり」&「なかや」の鰻が登場して懐かしい感じがしました。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=72722024/07/22
はにこ
314
古本食堂二作目。北海道に彼氏がいる珊瑚さん。東京にいるか北海道にいるか揺れているのかな。店を良いようにしようとする美希喜さん。中々2人が噛み合ってないなぁと思う。珊瑚さんは北海道に行くけど、勝手に行って美希喜にコンタクトとらないのは自分勝手すぎんか?2人が自分の気持ちをちゃんと話さないのにヤキモキ。この作家さんの文学の知識には脱帽。2024/08/04
FUKUSUKE
293
第一刷が2024年6月18日。サイン本が並んでいたのでそちらを購入。「古本食堂」の続編ということもあって、鷹島古書店を珊瑚が引き継ぎ、美希喜が正社員として働き始めたあとのお話。二人は店を一部改装してコーヒーを出して、セットで古書を紹介してもらえるというサービスを始めるのだが、自分が客として行ったらどんな本を紹介してもらえるんだろう、と想像を膨らませてしまう。作中で登場する日本で一番古いお弁当屋のお弁当がとても美味しそうだ。東京といえばシウマイ弁当ばかり買ってきたボクだが、次は頑張って弁松のお弁当にしよう。2024/06/29
旅するランナー
265
神保町すずらん通り。コーヒーを注文して、店長さんにオススメの古本を相談したくなる。魅力溢れる古本屋さんとご近所の食べ物屋さん。侯孝賢監督の映画「珈琲時光」まで出てきて、今作も面白い。珊瑚さんと美希喜ちゃんがこれからどうなるのか気になって、次回作が待ち遠しいです。2024/07/20
Karl Heintz Schneider
242
前作に続くシリーズ?第二弾。「話せる本屋というコンセプトはどうだろうか。風通しが良くて、色々な人が来て、話して、できたら本を買ってくれる、そんな店にしたい。」珊瑚の熱い想いがブックカフェとしてカタチになる。店を改装してカフェスペースを作ったのだ。はてさて、この賭けは吉と出るか凶と出るか・・・そんな矢先、珊瑚の友人が怪我をし急遽北海道に帰省することに。これまでずっと一緒にいた珊瑚と美希喜だったが久々に別々になったことで今後のことを考えるように。この店の将来は?私の未来は?2024/09/06
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- 激流 下〈新装版〉 徳間文庫




