ツチノコ撮影日誌 - 令和の「幻のヘンビ」伝説

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ツチノコ撮影日誌 - 令和の「幻のヘンビ」伝説

  • ISBN:9784899842156

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内容説明

神出鬼没、幻の蛇にほんろうされながら、懲りない人びと。その夢とロマンの世界を写し出す。

映画『おらが村のツチノコ騒動記』の撮影で僕は、ツチノコの目撃者や、長年捜索活動を続けてきた人たちの話を聞いて回った。ツチノコはいまだ謎の多い生き物だ。
10年前、僕はかつて村で盛んに行われていたというカスミ網猟の映画、『鳥の道を越えて』を発表している。故郷がそれまでと違って見えた。
僕の故郷、岐阜県東白川村はツチノコで村おこしを行うところなのだが、僕はそのことをずっと恥ずかしく思っていた。ツチノコの正体を明かそうとカメラを向けているうちに、僕の中で変化が起きた。

【著者】
今井友樹
1979年岐阜県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。2004年に民族文化映像研究所に入所し、所長・姫田忠義に師事。2010年に同研究所を退社。2014年に劇場公開初作品・長編記録映画『鳥の道を越えて』を発表。2015年に株式会社「工房ギャレット」を設立。
一般社団法人民族文化映像研究所理事、日本映画大学指導講師をつとめる。

山村基毅
1960年北海道苫小牧市生まれ。獨協大学外国語学部卒業。ルポライター。人物インタビューを基軸としたルポルタージュを執筆している。著書に『認知症とともに生きる』『ルポ 介護独身』『民謡酒場という青春―高度経済成長を支えた唄たち―』『戦争拒否―11人の日本人―』『森の仕事と木遣り唄』『はじめの日本アルプス―嘉門次とウェストンと館潔彦と―』など。

目次

序 章 ツチノコって何モノ
[参]つちのこの里 東白川村MAP/『おらが村のツチノコ騒動記』取材地MAP
第1章 「おる」との確証?
第2章 伝承とブーム
第3章 捜索は今も続く
第4章 ツチノコがいなくなる日
第5章 終わりなき旅に幕
終 章 その連なりの先へ

4コマ漫画「ふるさと小景―僕のツチノコ物語―」
ツチノコが気になる
ツチノコの映画を作るきっかけ
第1回捜索イベント
幼少期の夢
ようこそ先輩―ふるさとを語る―
異聞奇譚①②③
姫田さんのめい言①②③
デビュー作『鳥の道を越えて』は失敗作!?
ヤマカガシを探す
親子のきずな
同級生のキツイ一言
老若男女に効く〝夢、ロマン〟
など21遍

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちのこ

41
私のHNつちのこは、30年来使っているお気に入り。幻のUMAツチノコにあやかって、神出鬼没でつかみどころのない生き方に憧れて付けた。著者の出身地でもありツチノコの村、そして発信基地として有名な岐阜県東白川村は自宅からもそれほど遠くないので何度も訪ねているし、村おこしの観光施設『つちのこ館』も見学している。自らが手掛けた映画撮影の日記が本書の内容となっているが、主役のツチノコよりも、著者の生い立ちや苦労話が前面に出過ぎているのが鼻についた。ロマンと夢を背負ったツチノコ、その正体を暴くなかれ、幻のままがいい。2024/10/03

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