NHK出版新書<br> 哲学史入門III 現象学・分析哲学から現代思想まで

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NHK出版新書
哲学史入門III 現象学・分析哲学から現代思想まで

  • 著者名:谷徹/飯田隆
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • NHK出版(2024/06発売)
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  • ISBN:9784140887219

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内容説明

近代哲学を乗り越え、未来へと向かう哲学史の流れを一挙につかむ!

日本における哲学研究の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 第3巻の舞台は、19、20世紀。果たして近代哲学はいかに乗り越えられ、新たな哲学を生み出すことになったのか。フッサール、サルトル、ウィトゲンシュタイン、アドルノ&ホルクハイマー、フーコー、ドゥルーズ、デリダ……。代表的な哲学者、主要哲学ジャンルを網羅するとともに、より良い未来に向けて哲学史を活かしていくための特別章を収載。「聞き書き」によって哲学史の核心と面白さに迫る。ありそうでなかった決定版入門シリーズの完結編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

43
最初が千葉で、最後が國分という配置に編者の工夫がみえる。両方とも人気者による「哲学史を勉強する」ための薫陶のようなものだ。だが、それって本来的には「哲学する」のことではないのか、個別の哲学を勉強することは哲学とは言わないのではないか、という疑問を持つことはそもそも本書に興味を持つための必要条件のようなもので、このことに問題意識を持たない読者にはこの本は向かない。この問題に対する応答が最後の対話だ。哲学は理念であり原型だから、それを学習することはできない。だが、それを原型として想定し、原型に向かって鍛錬して2024/06/21

特盛

28
評価4/5。一線の解説者たちが集まり語る哲学通史。第三巻では現象学~言語哲学~フランクフルト学派(社会哲学)~現代思想の流れを追う。あらゆるものが哲学の素材となる、現象学については改めて関連書籍を読みたいと。分析哲学については、言語論的展開の流れがクリプキの影響もあり、80年代までにピークアウトしたこと、その後の形而上学についての議論が復活する展開が興味深い。後、ずっと疑問だった弁証法と脱構築の関係についてはかなりすっきりした解説がなされて良かった。2025/01/31

原玉幸子

24
デカルトの近代哲学以降をぐちゃぐちゃとなる哲学史を、ターニングポイントや派生している哲学の流れを切り分けて上手く再構成しています。論理実証主義、言語学、フランクフルト学派を無視せずに一旦切り離して認識し『仏現代思想』での構造主義以降を眺めれば成程と納得出来ます。フーコーの監獄、現代のハラスメント問題、デリダ「脱構築」、二項対立、Globishをふむふむと読み(1995年のソーカル事件!)、そこに言語学を戻せば我々の直面している「21世紀のポストモダニズム」が正しく思考される気がします。(◎2025年・春)2025/03/16

かふ

23
現代思想の思想と哲学の違いはアカデミニズム(学校)ということで、現代思想はサブカルと結びつくような。最終的は他者=神の問題になるような気がするが、プラトンに還るのだった。https://note.com/aoyadokari/n/nb3079957e4a52025/05/07

まさにい

23
最近哲学史をよく読んでいる。読み始めた理由は、憲法13条の幸福追求権を考えるためっだったことに気付いた。自民党の憲法改正案を見てゾッとしたので、憲法改正が行われることになった場合、その改正案の問題点を的確に示せるのか、という虞を抱いたからだ。現憲法は、基本的にはロックの系譜を受け継いでいると思う。しかし、次の憲法はどのようになるのか。どのように改正すれば人々が幸せに暮らせるのかを考えるヒントが欲しかったのだ。そんなこんなで、この本、特に第三章と第四章が参考になった。2024/06/15

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