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内容説明
長寿化が進むにつれ、「第一の人生」とか「第二の人生」とか言っていられなくなってきた。本書は、老年精神医学を専門とする著者が、人生後半を「第二の人生」と考えず、「本当の人生」――本当の自分に戻って生きたいように生きる人生――にしようと提言するものである。ちょっと窮屈だったり、人目を気にする「仮面」の人生をやめて、ラクに、思うがままに生きようというのである。そのためのヒントを、著者はさまざまな角度から紹介している。 ●「つかずはなれず婚」や別居も選択肢の一つ ●動けなくなる前に自分のやりたいことをやる ●「やってみること」「変わること」は絶対善 ●第二の人生で好きなことに打ち込んだ伊能忠敬 ●100歳でマラソンを完走したファウジャ・シン 偽りのない「素」の自分を取り戻す勇気が沸いてくる! 著者入魂の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もちこ
12
定年後のお金の心配は、年金や(最悪の場合)生活保護もあるので心配なし、というのは、今の定年世代の方の話だと思うので、いま30代の私の時にはどうなっているかわからない。 でも、自分のやりたいことを楽しんでやる方が、精神的に良さそうだし、寿命も伸びそうだと思った。 一番印象に残ったのは、「本当の生き方」は、やってみて違うと思ったら変えてもいいということ。 これは老後に限らず、人生のいつのタイミングでも、「変えても大丈夫」というおまじないの言葉を唱えていけたら、生きるのが少し楽になるなぁと思った。2024/06/12
ハッカ飴
6
何を隠そう、私自身「うつ病」(今は落ち着いているけど)。なんだ、そうなのか、こんな私でも「こんな私」なんて言わないで自分の好きなように生きればいいんだな。そうだよね「偽りの自己」でなんとか社会的役割を果たしたんだから、「偽りの自己」卒業!この本のおかげでうんと楽になりました。2025/05/15
Akira Suzuki
2
「定年退職前の自分は社会規範やしがらみ、思い込みによる自分。これからは本当の自分になって生きよう。人生後半は自分の思い通り、やりたい通り好きな様に生きていいんだ」というメッセージ。健康寿命で考えると、それほど残された時間はない、今すぐにやりたいことはやろう、お金は使ってこそ意味がある、と鼓舞する。2024/09/07
hinotake0117
2
第2の人生ではなく、あえてその世代を「本当の」人生として定義し、やりたいことをやっていこうということを提唱する書。 結局人生は壮大な暇潰し。 経験、思い出だけが人生を終えるときに持っていけるもの。 がまんせずやりたいことをやっていこうという勇気が持てる。2024/08/14
ほうむず
1
◯老後こそ、本当の自己で生きる本当の人生が始められる →1つ歳を取ったら身につけてほしい姿勢に、「試す」「実験する」 →人の評価より、 気分よく生きることが大切 →「かくあるべし」を捨て、人と比べない「勝ち負けを考えない」のが本当の自己 →定年後の人生は20年から30年は当たり前にあるが 元気で体力のある時期は思ったより長くはない →本当の人生において、大切なのはどのように生きるのかの自己決定 →重要な選択は、とにかく長生きを目指すのか、少しくらい長生きできなくてもいいから好きなように暮らしたいと考えるか2024/08/14
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