内容説明
戦後日本の「反戦主義」はなぜ有名無実化したのか? その理由の一つに、戦争体験や生活感情に基づいた市民感覚の喪失が挙げられる。日本人の平和思想の変遷を、歴史・政治・メディアの観点から論じ、戦争への想像力を補う手がかりも示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシ
16
1989年から現在まで3期に分けて日本人の「戦争と平和」観を論じます。1期はグローバル化に対する文化的反発から国民主体の内に閉じた平和主義。2期は戦争と平和の峻別が曖昧になる中で現実的・打算的・功利的な平和主義。3期はこれまでの生活保守主義的な考え方がより現実的な重要性を増し、政策の理由付けが後回しされる平和主義と私なりにまとめました。著者は日本の民主主義が戦争を選択する可能性があるとします。”自衛”のための戦争は既にコンプラがあるので「これは自衛だよ」と言い張って開戦。こんな世が来るのでしょうか?2024/10/06
ののまる
4
ええっと、つまり…2025/05/09
Oki
1
自他の情況認識の変化に伴い、平和主義が変化していくのはしごく当然の事ではあると思う。 確かに戦前の日本は今のロシア・中国のようなところが少なからずあり,「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意する。」はそれなりの妥当性があった。2024/08/21




