内容説明
――これまた、ぜんぶウソです
やっぱり人は、そんなに賢くない!?
ベストセラー『思考のトラップ』待望の新作!
今日も私たちを惑わせる「認知バイアス」の巧妙な罠――。
そのカラクリを解きほぐし、脳があなたをダマす方法を明らかにする!
(本書「はじめに」より)
「これは異常心理の本ではない。正常な心理の、ごくふつうの、デフォルトの、あらゆる人の脳に焼き付けられた思考パターンについての本だ。
初めてこういうことを知ったとき、私は目からうろこが落ちる思いをしたものだが、読者のみなさんにも同じ思いを味わってもらえればと願っている。
人はあんまり賢くないが、いまより少しは賢くなるための具体的な方法がちゃんとある。直感に反するかもしれないが、興味深い方法だ。では始めよう――」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
13
人は論理や理性によって行動しているわけではなく、様々な認知的バイアスによって損する行動をとってしまうことを紹介していく内容。心理学の様々な実験結果の紹介から、人の思考の複雑さ、いい加減さを意識せざるを得ない(笑)2024/05/01
もけうに
5
心理学&行動経済学のような内容。知っている話に+αが加わる程度だが、新しい知見も多く面白かった。人がいかに誘惑に弱く、環境に左右されやすいか。突き詰めると、人に自由意志はあるのか?と考えてしまう。人間はこういうものだという知識があるだけでも、世界の見え方が変わる。2024/05/20
氷柱
3
1100作目。8月10日から。様々な認知バイアスの例が揃っている。妙に馴れ馴れしい口調は海外作品あるあるなのだろう。人は思い込みメインで生きているということが記されている。動物も思い込みで行動することがあるのだろうが、認知レベルが高い人類だからこその間違いもありそうだ。気を付けても気を付けきれないところに恐れがあり面白みもある。引っかかる引っかからないは別として、そういうものもあるということを知っているだけで物事の捉え方も大きく変わるはずだ。2024/08/12
RX93
0
よくある認知バイアスの話かと思ったが、後半は、人がいかに確たる自己/人格など持っていないか、という話で興味深い。成長しながら自分に合った仮面を求め、また相手に応じて複数の仮面を使い分ける。その一方で、群集に混じってはその仮面も失い、正体不明の存在になり得る。仮面の奥に、何らかの核たる自己(の元)があるのか、それともその都度の仮面だけしかないのか。「personの語源はペルソナ」「人は何年もかけて自分という隠れ蓑を形作る」「思春期には、様々なペルソナを試してみて、自分にぴったりのそれを見つけようとする」2025/09/06
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